血液は長期保存ができないため、常時安定的な献血量が必要です。しかし、外出自粛などによる献血者の減少や若い世代の献血者数の減少により、十分な献血量を確保するのが難しい状態だといいます。
そこで、株式会社リコー、日本赤十字社神奈川県赤十字血液センター、Kizuna AI株式会社の3者は、2021年7月28日~30日の期間、立体投影装置「WARPE(ワープイー)」上にバーチャルタレント「Kizuna AI」が登場する献血プロモーションイベントを開催します。
約3.7億ボクセルの立体動画
今回活用する「WARPE」は、リコーの新事業創出プログラム「TRIBUS 2020」の社内プロジェクトとして採用され、2021年3月に発表された立体投影装置。現在、「WARPE」による立体映像の認知度拡大と市場性検証のため、まずはデジタルサイネージ用途でビジネスパートナーを募り、市場を探索中とのことです。
「WARPE」は、装置の真下から上に向けて光を投射し、独自開発の特殊な回転スクリーンに当たった光の残像で立体化させた映像を表示します。スマートグラスのようなデバイスが不要なのもポイントでしょう。
現時点では、約3.7億ボクセル(三次元像を構成する画素の数)のカラー動画立体表示を実現。フルHDの二次元像を構成する画素の数が約207万画素と言われていることを考えると、かなり高精細な映像ではないかと思います。
Kizuna AIはボランティアで参加
このたびの献血プロモーションイベントで、「WARPE」に映し出されるのが、グローバルに活躍するバーチャルタレント「Kizuna AI」。
ここのところ、実力派DJ陣と共演したXRライブ「Kizuna AI 2nd Live “hello, world 2020”」や、アメリカを舞台としたバーチャルライブツアー「Kizuna AI Virtual US Tour 2021」、6月30日のバースデーライブ「Kizuna AI 5th Birthday Live “A.I.Party 2021”」など精力的にライブ活動を展開しています。
そんな中、今回の献血プロモーションイベントにはボランティアとして参加。これまで献血に関心を持たなかった若い世代に興味を持ってもらうためのきっかけ作りに貢献したいとのことです。
会場は、横浜駅東口クロスポート献血ルーム。来場には献血Web会員サービス「ラブラッド」もしくは予約専用電話0120‐80‐9995からの予約が必要です(献血が初めての人は電話のみ)。なお、献血終了後には、リコーのプロダクションプリンター「RICOH Pro C7200S」シリーズのスペシャルカラートナーを使って印刷した「Kizuna AI」のオリジナルポストカードがプレゼントされます。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/157327
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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