Google検索、Internet Explorerの公式サポートを終了

Google検索の画像
 
MicrosoftのInternet Explorerといえば、かつては高いシェアを誇ったWebブラウザですが、Microsoftは新しいEdgeブラウザへと移行し、Windows 11にはデフォルトで搭載されないことが発表されています。
 
そして、2021年10月1日をもってGoogle検索はInternet Explorer 11の公式サポートを終了したとのことです。

Googleのソフトウェアエンジニアが「時が来た」とツイート

Google検索がInternet Explorer 11の公式サポートを終了するのは、古いブラウザであるInternet Explorerとの互換性を保つのにはコストがかかるためと考えられます。
 
Googleのソフトウェアエンジニアであるマルテ・ウブル氏(@cramforce)はTwitter上で、「時が来た」という言葉とともに「Web開発者として久しぶりにうれしい発表の1つです」と述べ、Google検索のInternet Explorer 11の公式サポート終了について喜びの声とともにツイートしました
 


 
また、「私たちは計算しました」とも述べており、Google検索がInternet Explorer 11をサポートし続けることによるコストと、それに対するユーザーのメリットを計算し、公式サポートを終了するという判断に至ったのだと思われます。
 
ただし、Internet Explorer 11でまったくGoogle検索が使えなくなるわけではなく、基本的な検索機能については利用可能です。
 
実際にInternet Explorer 11(下図左側)とEdgeブラウザ(下図右側)で画像検索を試したところ、同じ検索結果が得られるもののEdgeブラウザに比べてシンプルな表示で、セーフサーチなどの機能も使えないようです。
 
Google検索をInternet Explorer 11とEdgeで試した画像

いまだ1%超のシェアがあるInternet Explorer 11

しかしながら、アクセス解析サービスのStatCounterによると、2020年8月から2021年8月におけるInternet Explorerのシェアは平均で1.32%あり、まだ相当数のユーザーがこの古いブラウザを使い続けているようです。
 

Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share


 
これは、EdgeブラウザはWindows 7/8/8.1などの古いWindowsでは使用できないため、これらのOSを使い続けているユーザーのうち、Chromeなどのサードパーティー製Webブラウザをインストールしていない人が利用しているためと考えられます。
 
マルテ・ウブル氏もツイートのなかで、「私がこのツイートを投稿したのは、あなたの上司にこのツイートを送ってもらうためです」としており、古いブラウザを使い続けることに対するリスクに対して警鐘を鳴らしています

Windows 11ではデフォルトで搭載されないInternet Explorer

10月5日にリリースが予定されているWindows 11にはInternet Explorerがデフォルトで搭載されないことが告知されています。
 
ユーザーはEdgeブラウザに移行するか、サードパーティー製Webブラウザを利用することが推奨されます。
 
また、Microsoftは2022年6月をもってInternet Explorerの公式サポートを終了する予定です。
 
Google検索については、Bingにおいて最も検索されている単語は「Google」であるという証拠が裁判所に提出されました。

 
 
Source: Malte Ubl/Twitter via 9to5Google
(ハウザー)


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