現地時間10月28日に予定されているAppleの2021年第4四半期(7月〜9月)の業績発表に先立ち、市場調査会社のCanalysは2021年第3四半期(4月〜6月)の世界PC市場に関する調査結果を発表しました。このデーターによると、第3四半期の世界PC出荷台数は前年同期比5%増の8,410万台となり、5四半期連続で2桁成長を記録しました。
PCの供給不足は2022年まで続くと予想
Canalysは、第3四半期の成長率が低かった理由として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によるサプライチェーンの混乱を挙げています。同社のアナリストであるイシャン・ダット氏によると、PCの供給不足は2022年まで続くと予想されています。
世界的なサプライチェーンや物流網の混乱は、PC市場の成長を妨げる大きな要因となっています。パンデミックの発生から1年以上が経過しましたが、特にアジアではロックダウンやその他の新型コロナウイルス感染症関連の規制により、製造が妨げられています。
これに加えて、世界的な物流網の停滞により各業界が需要を満たすために競争し、貨物の価格と納品までの時間を押し上げる結果となりました。PCの供給不足は2022年まで続き、今年のホリデーシーズンには需要を満たせないことが予想されています。ベンダーは、生産と流通を多様化しオーダーの可視性を高めデバイスの割り当てに優先順位をつけることで、この激動の時期を乗り切ることができます。
Appleは世界第4位
AppleについてCanalysは、第3四半期のMac出荷台数は前年同期比14.4%増の782万台と推定しています。これにより同社の市場シェアは前年同期比で8.5%から9.5%に増加しており、世界全体でのPC出荷台数においてLenovo、HP、Dellに次ぐ世界第4位となっています。
Appleは、10月28日に第4四半期の業績を発表する予定ですが、同社は製品別の販売台数の開示をしていません。その代わりに、製品別の収益を発表しています。また、今後数週間のうちにMacの大きなアップデートが予定されており、重要なホリデーシーズンに向けて出荷台数が増加する可能性があります。
Source:Canalys via 9to5Mac
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-411075/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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