MMD研究所は10月19日、「2021年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」の結果を発表しました。自分がスマートフォンにかなり依存していると思う割合は女性10代で29.8%と特に高く、財布とスマホのどちらを紛失すると困るかという質問に、20代の57.4%が「スマホ」と回答しています。
スマホに「かなり依存」は17.6%
「2021年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」は、2021年10月5日、スマートフォンを所有する15歳〜69歳の男女を対象にインターネットで実施され、563人から有効回答を得ています。
自分がスマホに依存していると思うかを尋ねたところ、「かなり依存している」が17.6%、「やや依存している」が54.7%で、合計すると約7割がスマホに依存していると認識しています。
「かなり依存している」の回答は、2020年(17.3%)からはほぼ横ばい、2019年(21.2%)からやや減少しています。
性年代別で見ると、「かなり依存している」の回答が女性10代(29.8%)、男性10代と女性30代(25.5%)で高くなっています。
「ちょっとした待ち時間にスマホ」は6割
スマホ依存について12項目のうち当てはまると思うものを聞いたところ(複数回答可)、「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」60.0%、「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」56.0%、「情報収集源のほとんどがスマホ」44.4%が上位3項目となりました。
財布よりスマホをなくすと困る、の回答は増加傾向
スマホと財布のどちらを紛失すると困るかを聞いたところ、「財布」が54.5%、「スマートフォン」が45.5%でした。2019年からの推移を見ると、「スマートフォン」の割合が高まる傾向がうかがえます。
年代別で見ると「財布」の回答が最も多かったのは50代(64.1%)、「スマートフォン」が最も多かったのは20代(57.4%)でした。
スマホなくすと困る理由は個人情報、ネット、スマホ決済
財布よりもスマートフォンを紛失すると困ると回答した人に、その理由(複数回答可)を尋ねたところ、トップは「個人情報が入っているから」の67.2%でした。
以下、「連絡が取れなくなるから」51.6%、「ネットが使えなくなるから」34.0%、「スマホ決済で支払いができなくなるから」33.6%、「ポイントカードをスマホで管理しているから」31.6%などと続いています。
歩きスマホ、9割超が「危険」と回答
歩きスマホについて「危ないと思う」と回答したのは69.6%、「やや危ないと思う」が23.8%で、合計93.4%が危険だと感じています。
2019年からの推移を見ると、危険だと感じる割合はわずかに減少する傾向がみられます。
歩きスマホをしている人が原因でぶつかった、怪我をした経験を聞いたところ、11.0%の人が「経験がある」と回答しています。
歩きスマホをしたことがあると回答した415人(全体の73.7%)に、ぶつかったり怪我をした内容を聞いたところ、最も多かったのは「物にぶつかった」16.6%で、「人にぶつかった」8.4%、「転んだ」3.9%が続いています。
歩きスマホの規制「必要」は73%
歩きスマホの規制が必要だと思うかを尋ねたところ「必要があると思う」が73.0%で最多でした。2020年と比較するとほぼ横ばいですが、2019年(50.4%)と比べると「必要があると思う」の回答が増加しています。
歩きスマホの規制が必要だと回答した人に、必要だと思う規制の内容を聞いたところ(複数回答可)、最も多かったのは「規制する法律があったらいい(道路交通法など)」の58.6%でした。
歩きスマホ禁止条例を施行の自治体も
神奈川県大和市は2020年7月、全国で初めて歩きスマホを禁止する条例を施行しています。
全国の鉄道事業者や携帯電話事業者は、駅などの施設で歩きスマホをしないよう注意喚起するキャンペーンも実施しています。
Source:MMD研究所
Photo:ぱくたそ
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-413573/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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