Pixel 6のセキュリティチップ「Titan M2」はRISC-Vアーキテクチャ

Pixel 6 Proの画像
 
GoogleのPixel 6/6 Proには、独自設計のTensorチップのほか、こちらも独自設計のセキュリティチップである「Titan M2」が搭載されています。
 
このTitan M2の詳細についてGoogleから発表があり、オープンアーキテクチャのRISC-Vを採用しているとのことです。

Google Security BlogでTitan M2の詳細が明らかに

GoogleのSecurity Blogにおいて10月27日に、Pixel 6シリーズのセキュリティ機能についての詳細が公開されました。
 
それによると、セキュリティチップであるTitan M2は、RISC-Vアーキテクチャをベースとした自社設計のプロセッサを搭載しているとのことです。
 
RISC-Vはロイヤリティーフリーのオープンアーキテクチャとして注目を集めているCPUアーキテクチャであり、調査会社のCounterpointはRISC-Vのシェアが今後伸びるだろうと予測しています。
 
RISC-Vに関しては、AppleもRISC-V関連の人材を集めておりIntelもRISC-VアーキテクチャのCPUコアを同社のプラットフォームに採用するなど、全世界で採用が進んでいます。
 
また、特に中国がRISC-Vに力を入れており、AlibabaがRISC-Vアーキテクチャに基づくサーバ向けチップを開発しています。

Tensorチップにもカスタム設計のセキュリティサブシステム搭載

Pixel 6シリーズのセキュリティ機能については、Tensorチップにもカスタム設計のセキュリティサブシステムを搭載しているとのことです。
 
専用のCPUやROM、暗号化エンジン、保護されたDRAMなどで構成されており、ユーザーデータキーの保護やセキュアブートの強化をおこなっています。
 
また、Titan M2とのインタフェースもこのサブシステムの役割です。
 
Pixel 6のセキュリティサブシステム
 
ソフトウェア面では、安全性の低い2Gネットワークへの接続を禁止する機能や、新しい機械学習モデルによりマルウェアの検出率が向上したGoogle Playプロテクトが、Pixel 6シリーズに搭載されています。

 
 
Source: Google Security Blog via 9to5Google
(ハウザー)


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