【趣味な男の収納ギア】
クルマやバイク整備、それにDIYは室内で行うばかりではない。それに屋外の作業では、脚立やハシゴを使うこともある。そんな時、いちいち登り降りして必要な工具を取りに行っていては作業効率が悪い。
そこで腰回りに収納しておけるポーチなどを使おう。また、持ち運ぶ時は、工具入れと思えないデザインのバッグを使うと気分もあがる。
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「工具類は基本的に金属でできていて、重量があります。布製のバッグ型ツールケースや腰ベルトに着けるタイプを購入するならば、最低でも200デニール以上のポリエステルやナイロンでできたものを選んでください」と樋口さん。
デニールというのは生地に使われている繊維、糸の太さを表す単位。大きいほうが厚く、強い生地だといえる。つまりデニール値が低いものだと、工具の重さに負けてすぐに使えなくなる可能性がある。
「それから腰回りに工具類を入れるポーチやホルダーですが、日本メーカーのものは私たちの体型に合わせたサイズで、フィット感もいいですね。一方、海外製はデザインはカッコ良いのですが、サイズが大きくてベルトの穴が合わないこともあります。必ず店で試着して確かめてから選んだほうがいいですね」
腰回りに工具を提げていると、それだけで何となくカッコ良く見えて、自分自身のモチベーションもあがる。そして何といっても、必要な道具を取り出して使えるので、作業が効率的になる。
バイクや車を触るときにはあまり使わないが、DIYなどの時には本当に役に立つのだ。 樋口さんのアドバイスを参考にして、体にピッタリのモデルを選ぼう。
World Import Tools 横浜店
店長 樋口亮さん
世界中の工具を取り扱うWIT横浜店の名物店長。豊富な知識と軽妙なトーク術で、あらゆる工具に関して的確なアドバイスを送る。その人柄から店長と話すためだけに来店するファンも多い。YouTubeチャンネルでも活躍中!
1. 電気工事など使う工具を便利に収納
PLANO
「小物収納バッグ 535TB」(3069円)
基本的に電気工事用に作られたモデルだが、DIYに使う小さな工具を入れられ、収縮性のあるツールホルダーやテープを吊すチェーンホルダーも付いている。要所がリベットで補強されているので耐久性も高い。
2. 作業に必要な小型工具を入れて、すぐに使える
PLANO
「ウェストバッグ TECHNICS 548NT」(3762円)
様々な小型ハンドツールをホールドできる、汎用性が高いウエストバッグ。別売の530TBという、ウエスト周り90〜130cmに対応したベルトや、同じく落下防止ストラップなども取り付けられる。
▲キックスタンドで自立させられるため、手元に置いて使える
▲Dカンが2箇所に付き、カラビナなどで必要なものを吊るすことも
3. 多数のポケットに様々な小物が収納できる
PLANO
「腰袋 52180TB」(6138円)
15個のポケットとコードレスドライバードリルやハンマーのホルダーが付いているので、これひとつでDIYに使う小物のほとんどが入るほど収納力が抜群。ベルトのバックルはクイックリリースできるので、脱着も楽に行える。
4. メジャーだけでなく、小物も収納できる
PLANO
「クリップ式メジャーホルダー 522TB」(2277円)
DIYで部材を切ったり、何かを設置する場所の幅などを計測したりするのに必要なメジャーをスマートに収納。サイドのフックにはキーだけでなく、テープなどを吊るしてもいい。フラップはベルクロで止められるので中身の落下を防げる。
▲ユニバーサルメタルクリップを採用しているので、多くのベルトに装着可能
5. 肩から斜め掛けして、サクッと工具を取り出せる
PLANO
「ショルダーバッグ 543TB」(6039円)
サイズ調整可能のストラップをたすき掛けにして使用するモデル。重量が肩だけでなく、バッグの体に当たる部分に分散され、使いやすい位置に調整できる。内側にもポケットがあり、携帯電話ポケットも付いている。
6. 4コンパートメントで収納力抜群
PLANO
「プラノプロフェッショナル バックパック 563TB」(8019円)
重量はわずか500g。しかし、たっぷりした容量があり、電動ドリルやインパクト、クッション材は付いていないが、15インチまでのパソコンまで入れられる。デザインも良いので、工具入れとしてだけでなく、マルチに使えそうだ。
▲内部には12個のポケットがあり、整理して収納できる
▲背負った時に重量を分散させるデザインで、負担が少ない
7. 小型工具をきれいに整理!長尺工具もラクラク収納
RINGSTAR
「MR. ツールバッグ リュックタイプ MB-300R」(5390円)
高品質ポリエステルで作られた本体には、工具専用の収納ポケットが付いている。メインコンパートメントには、着替えなども入れられる。また、長い工具は一端を出して収納し、移動できるようになっている。
▲パネル内には多機能ポケットが8個あり、工具を整理して入れられる
8. 丈夫なポリエステルで作られたツールボックス
KNIPEX
「トラディッショナルツールケース 515mm 002107LE」(1万1308円)
ニッパーやプライヤーなどで有名な、ドイツのツールブランド・クニペックスのケース。内壁にはふたつの薄いポケットが付いているので、書類や図面なども一緒に入れられる。
▲内寸幅が490mmもあり、長い工具も楽々と収納して持ち運べる
▲ショルダーベルトはワンタッチで着脱ができるので持ち運びの利便性が高い
▲キー付きでフタをロックできるので、運搬中に不意に工具が跳び出すこともない
※2021年10月6日発売「GoodsPress」11月号86-87ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/410053/
- Source:&GP
- Author:&GP
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