調査会社のIDCが、2021年と2022年のスマートフォン出荷台数予測を引き下げました。
また、2021年は平均販売価格がピークに達しましたが、2022年は低下すると予測されており、スマートフォンが安く買えるようになるかもしれません。
2021年と2022年のスマホ出荷台数予測を引き下げ
調査会社のIDCは、2021年のスマートフォン出荷台数予測について、前年比5.3%増の13億5,000万台と発表しました。
これは前回発表の7.4%増から引き下げられた予測値です。
2021年第3四半期(7月~9月)の実績が予想を下回り、部品不足や物流の問題が続いていることから今回の予測引き下げに至っており、2022年の成長率についても3.4%から3.0%に引き下げています。
一方、2023年以降については緩やかながらも健全な成長を続けると見込んでおり、5年間の年平均成長率(CAGR)は3.5%になるという予測を継続しました。
5G通信対応機器は中国がトップシェア、徐々に他の国もシェアを伸ばす
5G通信対応機器の国別出荷台数についてIDCは、2021年は中国が46.9%の出荷台数で最大の市場となり、続いてアメリカが16.1%、日本と中国をのぞくアジア地域が12.8%となると予測しています。
しかしながら、中国以外の国も5G通信のインフラを強化していることから5G通信対応端末の出荷台数が増え、2025年には中国のシェアは30.5%に低下するとのことです。
2021年の5G通信対応端末の出荷台数は、前年比で117%の成長が見込まれています。
4Gスマホも5Gスマホも安くなる2022年
2021年におけるスマートフォンの平均販売価格については、Androidスマートフォンは265ドル(約3万円)、iPhoneは950ドル(約10万7,000円)となり、ピークに達するとIDCは予測しています。
Appleは市場シェアが17.1%しかないにもかかわらず、非常に平均販売価格が高いことから、スマートフォン市場の収益全体の43%を得るとのことです。
2022年はスマートフォン平均販売価格の低下が予想されており、4G通信対応端末は18%以上、5G通信対応端末は14.5%価格が低下すると見込まれています。
Source: IDC
Photo: ぱくたそ
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-424067/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...