Apple、南カリフォルニアで独自の無線チップ設計を開始か

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Appleが南カリフォルニアに設立した新拠点において、独自の無線チップを開発するために技術者の採用を開始したと、米Bloombergが報じています。

アーバインで技術者を募集中

同メディアによると、Appleは現在、アーバインにおいて数十人の技術者を求めています。アーバインには無線チップをAppleに供給するBroadcomやSkyworksもオフィスを構えており、Appleは将来的にこれらサプライヤーからの部品購入を停止し、自社開発に切り替えるのではないかと、Bloombergは推測しています。
 
Appleが出している求人要項には、モデムチップおよびその他無線半導体技術開発の経験者を求むと記されているとのことです。
 
Bloombergの報道を受け、現地時間12月16日にSkyworksの株価は最大11%の下げ幅を記録しました。BroadcomとQualcommの株価もそれぞれ4%以上下がっています。

優秀な人材が集めやすい?

アーバインはロサンゼルスの南側、オレンジ郡内にある市で、同市内にはAppleに近距離無線通信(NFC)チップを供給するNXP Semiconductorsも拠点を構えています。
 
またカリフォルニア大学アーバイン校(UCアーバイン)の学術部門であるヘンリーサムエリ工科大学はそのエンジニアリング・プログラムが高く評価されており、同校の卒業生や前述の競合他社の技術者など、アーバインでは優秀な人材が集めやすい可能性があります。

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)


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