韓国メディアThe Elecが、iPhone用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの供給を目指し、中国CSOT(China Star Optoelectronics Technology)が生産ラインの整備を検討、品質評価対応部署を設置したと報じました。
BOEに続き、iPhone用OLEDディスプレイパネル供給目指す
The Elecによれば、CSOTは第6世代(1,500ミリ x 1,850ミリ)フレキシブルOLEDディスプレイパネルを生産できる武漢のT4工場の製品で、Appleの品質評価を受ける計画とのことです。
同工場には3本の生産ラインが整備されており、フル生産時には月間4万5,000枚の基板が出荷可能です。
ただし、CSOTが生産可能なOLEDディスプレイパネルは低温ポリシリコン(LTPS)だけであるため、同ディスプレイパネルを供給中のBOEに加え新たにCSOTを追加することにAppleが必要性を感じるかは不明だと、The Elecは指摘しています。
そのBOEも、Appleの認証を取得するまでには長い年月を要しましたので、CSOTの思惑通りに進まない可能性もあります。
VisionoxもAppleの評価を受けていた
中国のOLEDディスプレイパネルサプライヤーであるVisionoxは2021年第4四半期(10月〜12月)にAppleの品質評価を受けたようですが、要求基準を満たせず不合格になったとThe Elecは伝えています。
Visionoxは、Huaweiからの発注数減少の穴を埋めるため、新たな供給先を探しています。
Source:The Elec
Photo:AliArtist3D(@aliartist3d)/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-434799/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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