株式会社バベル(以下、バベル)は、スパークス・アセット・マネジメント(未来創生ファンド)、ポーラ・オルビスホールディングス、個人投資家3名を引受先とする第三者割当増資を実施しました。
また、複数の金融機関からの融資を実施し、資金調達額は合計で約14.6億円となります。
今回調達した資金は、バベルが提供しているセールスAIクラウド「ailead(エーアイリード)」のプロダクト開発、マーケティング活動の強化などに充てるとのことです。
自動でWeb会議を記録・解析・管理する「ailead」
「ailead」は、AI(人工知能)がオンライン商談データを自動で取得・解析・可視化する、商談解析クラウド。営業現場の業務効率化や営業スキルアップをサポートします。
aileadをZoomやGoogle MeetなどのWeb会議ツールと連携すると、会議データを自動で取得。会議開始とともに自動で録画を開始し、録画データをaileadのクラウド上に保存します。保存したデータは、チーム全員がアクセス可能です。
フォルダを作成・共有できる「ライブラリ機能」を使って、成功した商談を共有フォルダにまとめれば、若手営業用の教材として活用できるでしょう。
商談後は、AIが会議データを自動で解析。発言者ごとに会話を文字起こしするので、振り返りや議事録作成がスムーズに。なお、日本語の書き起こし精度は約80%とのことです。
商談後の記録・報告作業の負担を軽減
また、SalesforceなどのSFAツールとaileadを連携すると、商談後、商談日時や参加者、録画保存先などの情報を自動で入力。
商談後の記録・報告作業の負担を軽減し、共有ミスを減らすことができるといいます。
国内の生産性の向上を後押しするために
日本では少子高齢化が進み、労働力人口が大きく減少しており、ほかの先進国と比較して、GDPの伸び悩みが予想されています。
こうした課題を受けて、バベルはaileadをはじめ、AIやML(機械学習)を活用し生産性の向上を後押しするプロダクトやサービスを提供。
同社は、「より多くのお客様にaileadをご活用いただくことで、営業組織における生産性向上への貢献を目指します」と語り、調達した資金は、aileadのプロダクト開発およびマーケティング活動の強化、並びにAIエンジニアの採用にあてる方針です。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/177925
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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