最高裁が「AIさくらさん」導入。チャットボットで司法手続きに関する問い合わせ対応効率化

AIアバター接客「AIさくらさん」が、2022年5月30日(月)より、最高裁判所が管理する裁判書類提出用のWebサイトにてカスタマーサポートとしての案内を開始します。

裁判所のIT化の動きに合わせて

2018年6月に閣議決定した「未来投資戦略2018」にて、民事訴訟に関する裁判手続等の全面IT化に向けたプロセスが示され、近年は裁判所のIT化の動きが加速しているといいます。

この流れに則して、裁判に必要な書類をオンライン上でやりとりできるシステム「mints」の運用が始まりましたが、今後は新しい運用方法に対する問い合わせが多数寄せられることが予想されています。

こうした課題を解決するため、株式会社ティファナ・ドットコムは、AIチャットボット「AIさくらさん」を最高裁判所に提供しました。

裁判書類提出用サイトで問い合わせ対応

AIさくらさんは、社内・社外のあらゆる業務を自動化・リモート化し、業務負担の大幅軽減を支援するクラウドサービス。AIアバター接客、AIチャットボット、RPA、AI自動学習機能を搭載しています。

「Aの質問に対しBの答えを返す」というシナリオが決まっている人工無能型のチャットボットとは異なり、AIさくらさんは定型的な質問だけでなく、質問の意図を理解し、本当に知りたい答えに誘導。シナリオを自動で学習し、対面接客と同じような接客をおこなうといいます。

そんなAIさくらさんが今回、最高裁判所が管理する裁判書類提出用Webサイト上で、書類の電子提出処理やシステム利用時のトラブルなどの問い合わせに一次対応します。職員の業務効率化、並びにサイトの利用者への効率的かつ効果的なサービス提供への貢献をめざします。

公共交通機関や自治体で活躍

AIさくらさんは、上場企業をはじめ自治体、公共交通機関など、あらゆる業種・業態で数多く利用されています。

2021年3月には、JR海浜幕張駅が「非接触型ディスプレイ案内AI」に、AIさくらさんを本導入。ディスプレイに表示されたAI さくらさんに話しかけると、駅構内の地図や乗り換え情報はもちろん、観光スポットやおすすめのお土産などを駅員に代わって案内します。

同年11月~12月には、神奈川県の藤沢市役所が、江ノ電沿線エリアの情報発信拠点「湘南藤沢コンシェルジュ」にてAIさくらさんを導入し、藤沢駅周辺や江の島周辺の観光案内・魅力を発信。

交通案内に関する質問をAIさくらさんが担い、解決へと導くことで、案内スタッフへの交通案内に関する質問が大幅に減少したといいます。

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AIさくらさん

(文・Haruka Isobe)


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