【夏の流行モノ指名買いリスト】
クラムシェル型のオーソドックスなノートPCから、ペン対応の2in1タイプ、据え置きタイプのゲーミングPCまで、今季もさまざまな新製品が登場! ここでは4~6月発売の新製品を中心に、この夏注目しておきたいPCをまとめてチェックしよう。
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話題性という点では、ペンが使える2in1モデルが面白い。たとえば、FCCLは11年ぶりに「LOOX」ブランドをタブレットPCの形で復活させた。本体重量599gを実現しつつ、別売でペンやキーボードカバーを用意する意欲的な製品だ。また、Chromebookとしては、ソフトバンクが扱うレノボ「300e」が興味深い。LTEモジュール搭載に加え、ペンも内蔵している。それでいて5万円台という手頃感は、ガジェットとしても魅力的だ。
ゲーミング分野では、MSIの「Aegis」のようにハイエンドのタワー型が強烈なインパ クトを発揮する一方、HPのカジュアルゲーマー向けブランド「Victus」からタワー型がいよいよ発売されることもトピック。PCゲームに挑戦したい人にとっても、12万円ならば手を伸ばしやすい。
ビジネス向けのクラムシェル型ノートPCは、価格帯によっても選択肢はさまざまだ。予算があれば、作業領域の広いLG gramの17型モデルが魅力的だし、有機ELへのこだわりがあればASUSのZenbookシリーズも見逃せない。予算を極力抑えたい場合も、ThinkPadのエントリー向けモデルであるEシリーズならば8万円台だ。
1. 11年ぶりの復活を果たした「LOOX」の新しい形
FCCL
「FMV LOOX 90/G」(21万9780円)
13.3 型でありながら、軽量な599gを実現。HDRに対応する有機ELディスプレイや、四隅に配置したスピーカー、5G対応など、こだわりの仕様が満載だ。PCと接続して連携させる「クリエイティブコネクト」もサポートする。
▲専用端子で接続するFMV LOOXキーボード(別売)に限らず、FMV MobileKeyboard(別売)なども利用可能だ
▲「Wacom Linear Pen」を採用する筆圧検知4096階調のペン(別売)に対応。「Wacom Notes」も標準搭載する
2. 動作モードの変更などが可能なゲーミングノブを搭載!
MSI
「Aegis Ti5 12VTE-046JP」(42万8000円前後)
「Aegis(イージス)」ブランドの新モデル。CPUは第12世代のCore i7-12700K、GPUはGeForce RTX 3070 Ti等を搭載する。Android向けゲームを遊べる「MSI App Player」や優先する通信を自動判別する機能などにも対応。
▲ゲーミングノブの操作によって、登録したアプリの起動や、動作モードの切り替え、クロック数・温度の確認などが可能
▲近未来的なデザインの外観が特徴。本体にヘッドセット用のフックが備っていることも特徴だ
3. とにかく画面が広いノートならコレ
LG エレクトロニクス
「LG gram 17Z90Q-KA79J」(想定価格:27万円前後)
17.0インチの大画面を備えたクラムシェル型のノートPC。最大19.5時間駆動するスタミナや、米国国防総省の定めるMIL規格準拠のテストを7項目クリアする耐久性の高さも特徴的だ。16インチまたは14インチモデルも展開される。
▲アスペクト比は16:10。ディスプレイはDCI-P3を99%カバーする色域の広さや映り込みの少なさなどにも注目だ
▲「Virtoo by LG」アプリを活用すればBluetoothで接続したスマートフォンの画面などをPC上に表示したりできる
4. ソフトバンクで買えるLTE対応のChromebook
レノボ
「Lenovo 300e Chromebook Gen3」(5万7600円 ※ソフトバンクにて取り扱い)
Chrome OSで駆動する11.6型のノートPC。LTEモジュールを搭載しているため、通信プランを契約すれば、Wi-Fi環境がなくても使いやすい。プロセッサはAMD 3015Ceを搭載。
▲タッチ操作にも対応。ヒンジ部を360度回転させれば、タブレットのような運用も可能だ
▲ペンスロット(赤い部分)にスタイラスペンを内蔵。メモなど簡単な手書き操作にも対応できる
5. エントリー仕様のビジネスノート
レノボ
「ThinkPad E14 Gen 4(AMD)」(8万6768円)
ThinkPadのなかでもエントリー向けのEシリーズの新モデル。14.0型ディスプレイを搭載するクラムシェル型で、プロセッサには、AMD Ryzenシリーズを搭載。MIL規格の12項目に準拠する耐久性の高さも兼ね備える。
▲トップカバーはアルミ製。ビジネスシーンでも使いやすいデザインや、充実したポート類にも注目
▲画面はフルHD対応。Dolby Audio対応のHarmanスピーカーを搭載することもポイント
6. これからPCゲームに挑戦したい人なら必見
HP
「Victus 15L Desktop」(実勢価格:12万円台〜)
「Victus」初のタワー型のゲーミングPC。白を基調にしたデザインや、約幅155×奥行き297.3×高さ337mmという比較的コンパクトな筐体も特徴。プロセッサはAMD Ryzen 5 5600G、グラフィックスはRX 6600XTなど。
7. 表示される色味にこだわらなくてはいけない人に
ASUS
「Zenbook 13 OLED UX325EA」(12万4800円〜)
13.3型の有機ELディスプレイを搭載するモバイルノート。色域はDCI-P3を100%カバーし、HDRにも対応する。プロセッサは第11世代のIntel Core i5-1135G7など。駆動時間は最大約 13.5時間。MIL規格の耐久性も備える。
▲天板を開いた際に、キーボードが手前に傾斜するエルゴリフトヒンジを採用する
▲カラーは、パイングレーのみ。同心円状の模様はASUSではお馴染みだ。質量は約1.14kg
※2022年6月6日発売「GoodsPress」7月号20-21ページの記事をもとに構成しています
<文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/458776/
- Source:&GP
- Author:&GP
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