株式会社ナビタイムジャパンは7月27日(水)、EV専用カーナビアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」の提供を開始。一般的にガソリン車と比べて航続距離が短く、充電が必要なEVの特性を加味した機能で走行をサポートします。
航続距離を予測・可視化
ユーザーはまず、ナンバープレートの撮影もしくはテキスト入力によってアプリに車種を登録。EV専用のため、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は登録できません。
登録した車種の電費情報から航続距離を予測し、ルート線上にバッテリー残量をグラデーションで表示。バッテリー残量がどの辺りで少なくなるかを直感的に確認できます。
また、出発時のバッテリー残量を手動で設定できるため、より実際の状況にあった航続距離予測ができるでしょう。
充電スタンドを自動・手動で検索
EVに特化したアプリとあって、充電スタンドの案内・検索機能も実装。
ルート検索結果で「充電場所を自動で追加」をオンにすると、バッテリー残量が少なくなる地点付近のEV充電スタンドを自動で経由地として組み込み、ルートを検索します。
出発時のバッテリー残量が少ない場合は、高速道路に乗る前に充電できるEV充電スタンドを経由地に組み込むようです。
もちろん手動でのEV充電スタンド検索も可能。急速充電・普通充電、ディーラーの種類、24時間営業などの条件で絞り込みができます。
ナビゲーション中であれば、画面下部を引き上げて「ルート沿いの経由地メニュー」から“充電スタンド”を選択可能。ルート上にあるEV充電スタンドの位置(アイコン)と詳細情報が表示され、「追加」ボタンを押すと経由地として追加されます。
CO2排出量削減への貢献度を可視化
同アプリを使って走行した場合、同じ距離をガソリン車で移動した場合のCO2排出量を計算し、CO2排出量削減への貢献度を可視化。EVによる環境への効果を実感できそうです。
同社はこれまでも、CO2排出量削減に資する取り組みを実施してきました。
たとえば、「NAVITIME」のルート検索結果・乗換検索結果画面に二酸化炭素排出量の概算値を表示する機能を追加したり、同乗者向けの「ドライブサポーター」や「EZ助手席ナビ」などにおいてガソリンの消費をなるべく抑える“ガソリン節約優先ルート”を表示したり。
このような機能で環境にやさしい移動を後押ししてきた同社。今回のアプリを通じてEVへの不安・不便を解消し、ストレスフリーなEVでの長距離移動を実現するとともに、EV普及およびCO2排出量削減に貢献したいとしています。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/182955
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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