Amazonで買えるハイコスパオーディオ7選【人気ネット通販掘り出し物大全】

【人気ネット通販掘り出し物大全】

イヤホンやスピーカー、サウンドバーなど、オーディオ関連の製品をネットで探すと、実に多彩なメーカーが目に入る。中には激安な製品も見つかるが、気軽に買っていいものか悩んでしまう。そんな状況がここ数年続いていたが、オーディオビジュアルライターの折原一也さんは「最近は少し様相が変わってきた」と語る。

「中国系の中華メーカーをはじめ、海外メーカーの格安製品がこの3〜4年でかなり増えましたが、最近は淘汰が進んできた印象です。例えばEarFunやAnkerなど、一般の知名度は低くても、確かな技術で着実に信頼を築いてきたメーカーが人気を集めています」

これらの製品は飛び抜けた性能を備えているわけではないが、必要十分といえるスペックで価格は手頃。有名メーカーにもエントリーモデルなど安い価格帯の製品はあるが、やや割高感がある。「メーカーにこだわらなければ、満足感の高いハイコスパモデルを見つけやすい」(折原さん)のだ。

また、最近伸びているジャンルにはゲーミングヘッドセットが挙げられる。こちらは「大手音響メーカーの技術を採用したモデル」が音質面でも使い勝手の面でも優れているようだ。

オーディオビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなどの多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務めている

 

■ 屋外にも持ち出したいイヤホン&スピーカー

1. 音質・機能ともに納得レベルの完全ワイヤレスイヤホン

新興メーカーの製品ですが、7000円ほどでスペックも機能も十分。コスパに優れたイヤホンといえます(折原さん)

EarFun
「Air S」(6999円)

高性能チップを採用し、アクティブノイズキャンセリング機能も搭載。高音質コーデックのaptXに対応し、10mm径ドライバーで深みのある低域と繊細な中高域を再生する。最大再生時間は約30時間(ケース併用時)

▲Qualcomm製の高性能チップ「QCC3046」は接続の安定性や省エネ性も特徴。Bluetooth機器2台への同時接続にも対応する

▲新開発の専用アプリを使えばイコライザーによる音質調整やタッチ機能のカスタマイズをスムーズに行える

 

2. 音質に加えて実用性も優れるロングセラーモデル

コスパに優れたスピーカーとして長く人気があるモデル。他社の同クラスは8000円ほどなのでお得感があります(折原さん)

Anker
「SoundCore 2」(実勢価格:6000円前後)

独自技術により迫力と深みのある低音を実現したBluetoothスピーカー。2台をペアリングすればステレオ再生が可能。マイクを内蔵し、スマホのハンズフリー通話に使える。最大連続使用時間は約24時間。

▲IPX7相当の防水機能を備えているためキッチンなどの水回りやアウトドアでもOK。バッテリー残量はアプリで確認できる

 

3. パワフルサウンドを屋外でも楽しめる小型スピーカー

これも新興メーカーの製品ですが、日本人向けの音質が特徴。小さいけど低音がしっかりして中高域も聴きやすいです(折原さん)

Tribit
「StormBox Micro 2」(実勢価格:6000円前後)

手のひらサイズで迫力ある低音を実現したBluetoothスピーカー。小型マイクを内蔵し、ハンズフリー通話にも使用できる。対応コーデックはSBC。最大連続再生時間は約12時間で、モバイルバッテリーとしても利用可能。

▲IP67準拠の防塵防水性能と耐衝撃性を備え、アウトドアでも使いやすい。背面には自転車に固定できるストラップを装備

▲48mm径ドライバーを搭載。2枚のコーンを重ね合わせたパッシブラジエーターと低域ブースト技術でパワフルな低音を再生する

 

■趣味に没頭できるヘッドセット&サウンドバー

4. 名門メーカーの技術を注入したハイクオリティモデル

少し前のモデルですが、最上位シリーズの製品。EPOSはゼンハイザーの別ブランドで、音質は抜群に優れています(折原さん)

EPOS
「GSP 602」(実勢価格:1万9800円前後)

ヘッドホンで知られるゼンハイザーの技術を投入した高音質ヘッドセット。独自技術でノイズを低減しつつクリアな音を再生して、ゲーム中のディテール音も正確に聞き取れる。落ち着いたデザインも特徴。

▲装着時の接触圧を調整できるヘッドバンドを採用。レザー素材のイヤーパッドと相まって快適な装着感をキープする

 

5. 手頃ながら迫力十分のゲーミングヘッドセット

オーディオメーカー製で約4000円台と格安。220gという軽さも特徴で、ビギナーにもお勧めのモデルです(折原さん)

JBL
「JBL Quantum 100」(実勢価格:4500円前後)

大手オーディオメーカーのJBLによるエントリークラスのヘッドセット。40mm径のドライバーと独自の音響技術で臨場感あふれるサウンドを実現した。全指向性のボイスフォーカスマイクは取り外し式で、通常のヘッドホンのようにも使える。

▲軽量ヘッドバンドと柔らかなメモリーフォームイヤークッションを採用。長時間のゲームでも快適に装着できる

 

6. 深みのある重低音を堪能できる2.1chサウンドバー

Dolby Atmosに対応した機種の中では手頃な価格帯で音質も十分なレベル。サブウーファーが欲しい人にはうってつけです(折原さん)

JBL
「JBL Cinema SB190」(実勢価格:3万3000円前後)

Dolby Atmos対応のサウンドバーとワイヤレスサブウーファーをセットにした2.1chシステム。映画、音楽、ニュースのサウンドモード3種に加えて、低音を増強する機能や声を聞き取りやすくする機能も搭載する。

▲サブウーファーは2.4GHzワイヤレス接続に対応。置き場所の自由度が高く好みの位置に設置できる

 

7. 独自素材や真空管アンプを採用したこだわりの一台

外観や機能などオリジナリティが光る1台。サラウンド機能は備えていませんが、真空管アンプらしい音を楽しめます(折原さん)

ORION
「SBS-900BT」(2万9800円)

独自の和紙素材を使用したスピーカーを搭載し、真空管ハイブリッドアンプを組み合わせて普段使いでも高音質が楽しめるサウンドバー。きめ細やかで厚みのある音質でBluetooth接続にも対応。木目調デザインも特徴だ。

▲本体上部から見える真空管部は電源をオンにするとオレンジ色に光る

>> 特集【人気ネット通販掘り出し物大全】

※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号20-21ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋 智>

 

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