「音無し」AirTagを販売した男が逮捕、ストーカー行為に悪用も

AirTag
 
千葉日報等の国内メディアは、不正にAirTagを改造して警告音等が鳴らない状態で販売したとして、横浜市の男性が警察に逮捕されたと報じました。男はネットオークションで不正改造のAirTagを販売しており、ストーカー行為に悪用された事例も発生しています。

「音無し」のAirTagを販売

Appleの紛失防止タグAirTagにおいては、本来の目的のほかにストーカー行為に悪用されることがあり、Appleは第三者が無断でAirTagを設置して追跡した場合、警告音を発する対策を講じています。
 
千葉県警は11月30日、AirTagを不正に改造して警告音が鳴らない状態で販売したとして横浜市に住む男性会社員の由元慎二容疑者(41歳)を商標法違反の容疑で逮捕しました。
 
由元容疑者はAirTagが無音状態になるよう改造し、インターネットオークションで高額で販売していました。犯行の動機については「小遣い稼ぎのため」と供述しています。
 
千葉日報によると、容疑者が改造した「音無し」AirTagを購入した人の中には、元交際相手の車両に設置した人もおり、ストーカー行為に悪用された可能性があります。そのほか、子どもの見守りや家族の浮気調査にも使われた模様です。
 
なお海外メディアBloombergは、AirTagのストーカー行為への悪用をめぐり、米国で集団訴訟が提起されたと報じています。2022年6月には、AirTagで彼女に追跡された男性が浮気を疑われて殺害される事件が発生しました。
 
 
Source:千葉日報
Photo:Apple
(seng)


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