Apple Watch Ultra(2024年モデル)が、有機EL(OLED)ディスプレイに変わりマイクロLEDディスプレイを搭載すると、Haitong International Securitiesのアナリスト、ジェフ・プー氏が予想しました。
同様の予想は数年前に、LEDInsideが伝えていました。
2.1インチマイクロLEDディスプレイを搭載と予想
プー氏によれば、Apple Watch Ultra(2024年モデル)はOLEDディスプレイからマイクロLEDディスプレイに変更、ディスプレイサイズが1.93インチから2.1インチに大型化するとのことです。
同氏は、Apple Watch Ultraは2024年モデルで大きく進化するも、2023年モデルの改良は小幅になることから人気が低迷する可能性があると述べています。
LEDチップメーカーは2020年に予想していた
台湾のLED情報専門メディアLEDinsideは2020年6月に、「マイクロLEDディスプレイが最初に搭載されるApple製品はApple Watchになる」と伝えていました。
また、LEDチップメーカーであるEpistarの会長、リー・ビーン・ジェ(Lee Biing-jye)氏は2020年8月に、「マイクロLEDディスプレイの採用は3年〜4年後にスマートウォッチ市場から始まるだろう」と述べていました。
プー氏の情報が正しければ、リー・ビーン・ジェ氏の予想が正しかったことになります。
10インチ台のマイクロLEDディスプレイは、LG DisplayやAUOが開発済みです。
マイクロLEDディスプレイの特長
Pocket-lintはマイクロLEDディスプレイの特長について、高輝度を実現しながら黒の表現にも優れていると説明していました。
Apple Watch UltraにマイクロLEDディスプレイが搭載されれば、日光下での視認性が向上すると期待されます。
経済日報は、スマートウォッチと拡張現実(AR)/仮想現実(VR)関連機器のディスプレイはマイクロLEDディスプレイが主流になり、2024年から爆発的に出荷数が増えると予想していました。
Pocket-lintが2021年1月に報告した、ディスプレイ種別ごとの主な利点と課題は下記の通りです。
OLED
項目 | Pocket-lintのコメント | 利点 | 深い黒色の表現、優れた彩度、HDRへの適応性 |
---|---|
課題 | LEDバックライト搭載液晶ディスプレイほど明るくない、液晶ディスプレイより短い寿命、焼き付きが起こる可能性 |
ミニLED(ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ)
項目 | Pocket-lintのコメント |
---|---|
利点 | これまでのLEDバックライトより明るい、黒の表現、手頃な価格 |
課題 | ディスプレイパネル直下に配置されたLEDによるパネルの厚み増加、ピクセル間の色の滲み |
マイクロLED
項目 | Pocket-lintのコメント | |
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利点 | 優れた明るさ、黒の表現、モジュラー構造で多種サイズに対応 | |
課題 | 非常に高価(Samsungの110インチTVは15万ドル、約1,560万円以上)、現在は大画面しか作れない |
Source:9to5Mac
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-514371/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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