完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップ「チューリング」が企業初のエンドユーザー向け車両を販売

近年自動車業界ではEV車の普及や自動運転技術の導入が進み、様々なメーカーが新車両や関連技術の開発に取り組んでいます。

将来的に完全自動運転EVの量産を目指す日本発のスタートアップ「TURING株式会社」もそのうちの一つです。

そして今回同社が1台限定での販売を発表したのが企業初のエンドユーザー向け車両「THE 1st TURING CAR」です。

人間のように「目で見て頭で判断する」AI自動運転機能搭載

今回販売される「THE 1st TURING CAR」はベース車両のレクサスRX450hに、チューリングが自社開発したAI自動運転システムと、オリジナルエンブレムを搭載した製品です。

従来の自動運転/運転支援技術は、多種多様なセンサーや周辺領域の高精度3次元データなどを用いて動きを制御するというアプローチが一般的でした。

一方でチューリングによって開発されたAI自動運転機能は、特殊なセンサー等を用いず、フロントガラスに取り付けられたカメラで読み込んだ画像データから、白線や前走車をAIが検知/判断し車両を操作するというアプローチをとっています。

なお、本製品で使用されているAI自動運転機能は運転支援としての役割にとどまりますが、チューリングは最終的には完全自動運転の実現を目指しています。

「We Overtake Tesla」

世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業されたTURING株式会社。

同社は完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップで、将来的には自動運転システムだけではなく車両開発も行う「完成車メーカー」になることを目指しています。

「We Overtake Tesla」のミッションの下に、2025年に100台、2030年には10,000台の生産と販売をマイルストーンに置いています。

PRTIMES: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000098132.html

(文・大谷尊迪)


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