Samsungが自社スマートフォンに搭載している独自ブラウザで、デフォルトの検索エンジンをGoogleからBingに切り替えることを諦めたようです。
Googleの対抗馬として注目集めるBing
Samsungが自社スマートフォンに搭載しているデフォルトの検索エンジンを、従来のGoogleからBingへと変更するのではないか、とする観測が浮上したのは先日のことです。
BingはMicrosoftが提供している検索サービスで、対話型AI「ChatGPT」の技術をいち早く取り入れたことで、最近Googleの対抗馬として大きな注目を集めています。
そのため、スマートフォン市場でAppleとともに大きなシェアを占めるSamsungがBingへ切り替えることで、検索エンジンにおける“Google一強”の構図に変化が起きるのではないか、とも期待されていました。
Googleとの関係悪化を避けたい思惑
しかし、Wall Street Journalに対して事情通が語ったところによると、Samsungは最終的にBingを自社ブラウザに採用する計画を諦めたそうです。
放棄した理由は、Samsungのスマートフォンユーザーを含む大半のAndroidユーザーが、ベンダー謹製の独自ブラウザではなく、同じくプリインストールされたGoogle Chromeを好んで使っているためです。
SamsungのGalaxyブラウザ(Samsung Internet Browser)が使われていない状況で、デフォルトの検索エンジンをBingに切り替えても、Googleとのビジネス関係が冷え込むだけでしょう。
WSJに内情を語った人物は、Googleのソフトウェアに大きく依存している事実を、Samsungのスマートフォン部門が重くみた結果だと述べています。
Source:WSJ via AppleInsider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-537951/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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