宮崎県都城市は、2020年度職員採用試験にデジタル面接プラットフォーム「HireVue」を自治体で初めて導入しました。
そしてさらなるデジタル化を目指し、産業組織心理学に裏打ちされた技術とグローバル標準要求に耐えうるAI倫理の順守の考え方を持つ「HireVue AIアセスメント」の導入を決定し、HireVue利用3年目の2022年度採用で活用。
採用活動をデジタル化することで、県外からの応募が増加し、全国から都城市を目指す人財が集まっているとのことです。
デジタル面接プラットフォーム「HireVue」
宮崎県都城市が導入したHireVueは、米国HireVue Inc.が提供し、タレンタ株式会社が日本市場で販売するクラウド型デジタル面接プラットフォームです。
40か国語以上に対応している同プラットフォームは、グローバル企業800社以上で導入され、日本国内でも日立製作所、東京海上日動、日本航空、JAXAなど200社以上で利用されています。
オンデマンドとライブという2つの面接スタイルに対応し、候補者はスマホやパソコンから時間や距離に縛られず面接を受けることが可能。
ビデオ+ゲーム+AIを組み合わせることで社会人基礎力を判定しマッチング度の高い人材を獲得することができます。
AIが社会人基礎力を自動判定
HireVue AIアセスメントは、HireVueの構造化面接のベストプラクティスと、株式会社人材研究所の面接評価ノウハウを結集して設計されたデータを学習したAIを活用した採用DXソリューション。
AIが面接録画データを分析し、多くの企業が求める人物像の評価指標に採用している「社会人基礎力」の5つの指標(コンピテンシー)の評価結果を5段階で自動判定し、候補者のジャッジをサポートします。
候補者個人の評価だけでなく、同じポジションの候補者集団における相対評価(%で表される順位)も同時に算出します。
公平な採用機会の提供が可能に
宮崎県都城市は、2022年度採用でHireVue AIアセスメントを活用し、AIの判定結果と面接官による判定結果の分析調査を実施。
結果として、HireVue AIアセスメントと面接官による評価に高い相関関係がみられたこと、特にAIが80%以上と判定した受験者の面接官による評価は特に高く、その全員が2次試験の合格水準であったことが確認できたといいます。
ヒトによるバイアスのないAIの判定結果も含めて評価することで、受験者にとってより公平な採用機会を提供することが可能になったとのこと。同市は2023年度も引き続きHireVue AIアセスメントを活用する方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000016792.html
「HireVue」サービスサイト:https://www.talenta.co.jp/product/hirevue/
導入事例詳細:https://www.talenta.co.jp/customer_case_hirevue_20230620/
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/212344
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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