Appleが現地時間2023年9月19日、米国特許商標庁(USPTO)においてiPhone15 Pro Maxが採用するテトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの特許を取得しました。
特許に記された図表から、テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの構造が明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが、テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの特許を取得した。
2. テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの構造が明らかになった。
3. テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラはiPhone16 Pro MaxとiPhone16 Proに搭載されると噂。
Samsungの特許を回避する高倍率望遠カメラを開発
iPhone15 Pro Maxにはペリスコープレンズを搭載した高倍率望遠カメラが搭載されると噂されていましたが、それとは異なるテトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラが採用されたのはご承知の通りです。
ペリスコープレンズを搭載した高倍率望遠カメラはSamsungが所有する特許に抵触すると懸念されていたことから、それを避ける意味でもテトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラを開発して採用したと考えられています。
テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラは、2024年にiPhone16 Pro MaxとiPhone16 Proの2機種に搭載される見通しです。
テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの構造
特許には、テトラプリズムレンズ搭載高倍率望遠カメラの構造(下記図表1)が記されています。テトラプリズムレンズは、3枚のレンズと4つのプリズムで構成されています。
図表1では、レンズL1、L2、L3(105)と、プリズムS1、S2、S3、S4の配置が確認できます。外部から入った光は、赤外線フィルター(125)を通った後、イメージセンサー(115)に到達します。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-556091/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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