【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】
お気に入りの音楽に浸るには、やはり高音質にこだわりたい。そんなオーディオの世界では、ヘッドホン・イヤホンによるポータブルオーディオ全盛。そこでAV評論家の折原一也氏に、最新の注目モデルをピックアップしてもらった。
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今、買うべきイヤホン・ヘッドホンは?と折原さんに尋ねると、「トレンドを押さえるなら…」と真っ先に名前の挙がったモデルがソニーが9月1日に発売した「WF-1000XM5」。2023年に発売された完全ワイヤレスイヤホンの中でも、高音質とノイズキャンセルで注目を集める、まさに主役級の一台だ。
一方で、音楽を聞くのは趣味の世界で「よりお手頃な製品で十分な品質のものもあるし、趣味として遊ぶならヘッドホンにも目を向けるべき」という。
音楽リスニングの新スタイルとしては、独自の空間オーディオ技術を搭載するシュアのワイヤレスヘッドホン「AONIC 50」。プロ系メーカーも新しい音楽体験にチャレンジする、音楽体験の変化の時代を象徴する一台だ。一方、よりアナログっぽく高音質を追求するなら、HIFIMAN「ANANDA NANO」は約10万円というハイエンドの入り口にあたる傑作機。
「オーディオって最新技術の方向性と、アナログに高音質を追求する愉しみ、どちらもあって、イヤホンからヘッドホンか、デジタルなワイヤレスかアナログな有線かと選択肢は豊富。自分にとっての推しのイヤホン・ヘッドホン探しをオススメしたいですね」
AV評論家 折原一也さん
雑誌やWEBなど出版業界での活動歴約20年のオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。YouTube「オリチャンネル」で動画も発信
1. 2023年の完全ワイヤレスハイエンドモデル決定版
ソニー
「ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット『 WF-1000XM5』」(実勢価格:4万1800円)
魅力はノイキャン性能アップとハイエンド級のサウンドクオリティ。解像度とともにダイナミックな低音も揃う新次元の音質です(折原さん)
LDACコーデックによるハイレゾワイヤレスや世界最高ノイキャン(JEITA基準)を誇りつつ、前モデルから体積で約25%小型化したソニー完全ワイヤレスイヤホンの最新最上位モデル。
▲ドーム部とエッジ部に異なる素材を組み合わせた8.4mmの新ドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」搭載
▲自社ノイキャン技術である統合プロセッサーV2と高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2eを搭載
2. 有線ハイエンドヘッドホンで高音質にどっぷり浸る
HIFIMAN
「ANANDA NANO」(実勢価格:9万9550円前後)
ナノ振動板は微細音の再現が得意で、音の情報がみなぎるような情熱的な表現が得意。まさに音楽に“浸れる”サウンドです(折原さん)
平面駆動ドライバー搭載の開放型ヘッドホンの雄、HIFIMANの最新モデル。ステルスマグネットとナノメーターの厚さダイアフラム搭載でヘッドホン音質を別次元に引き上げる。
▲名前にも入っている“ナノ”単位の振動場で音のレスポンスが向上。5Hz〜55kHzのワイドレンジ再生もカバー
3. 完全ワイヤレスイヤホンが約2000円という圧倒的コスパ
シャオミ
「Redmi Buds 4 Active」(実勢価格:1990円前後)
完全ワイヤレスイヤホンで2000円!? とお手頃価格の限界を突破するモデル。音質も十分なドンシャリ系でこの価格は安すぎ(折原さん)
中国のスマホ大手シャオミが手がける格安完全ワイヤレスイヤホン。Bluetooth5.3搭載と充電ケース込で最大28時間音楽再生とスペックも実用水準。この価格は驚異的。
▲カナル型かつ大型の12mmダイナミックドライバー搭載で、迫力の重低音再生を重視した設計もポイント
4. 「空間オーディオ」搭載に進化したワイヤレスヘッドホン
SHURE
「AONIC 50 ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン(第2世代)」(実勢価格:4万9500円前後)
キレと純度に優れるプロ志向のサウンドと、新機軸の空間オーディオが一台で揃う最新機。これぞ最新のクリエイター向けモデル!(折原さん)
新たに独自開発の空間オーディオを搭載したスタジオ志向のワイヤレスヘッドホン。ピュアなサウンドと、強力なノイキャン、ハイレゾワイヤレス、384kHz/24bitのUSB DACまでが揃う。
▲音楽業界関係者の購入者も多いSHUREらしく、イコライザによる音質カスタマイズが強力な所もポイント
5. ANC対応・コスパで選ぶワイヤレスイヤホン
Edifier
「W320TN」(1万1990円)
性能・音質重視のコスパ志向モデルの決定版がこちら。ストレスなく使えるオープン型で音質も良い秀作です(折原さん)
LDACコーデックによるハイレゾワイヤレス対応、6つのマイクによるAIノイズキャンセル対応と高機能志向のワイヤレスイヤホン。27.5時間音楽再生のスペックも強力だ。
▲13mmダイナミックドライバーを搭載。重低音サウンドと思いきや中高域にもナチュラルな情報を出すバランス型
6. 1万円クラスの新定番ノイキャン完全ワイヤレス
アンカー・ジャパン
「Soundcore Liberty 4 NC」(1万2990円)
1万円クラスとして定番のノイキャン対応に加えて、Anker自慢の重低音サウンドも魅力。アプリ対応など機能の豊富さは価格帯屈指(折原さん)
「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」などにより、Anker史上最強のノイキャン性能を実現した完全ワイヤレスイヤホン。LDACコーデック対応など上位機種クラスの機能が揃った新定番モデル。
▲高感度センサーとノイズを打ち消す11mm大口径ドライバー、耳の形の計測技術も搭載とノイキャンの技術も最先端
7. ネット通販で人気ブランドハイコスパ完全ワイヤレス
SOUNDPEATS
「Air 4」(8980円)
スペックを見ると国内メーカーの3万円クラスに匹敵するハイスペックをアンダー1万円で提供。ANC技術の作り込みも凄すぎる!!(折原さん)
SOUNDPEATSが手掛けるAir4は軽快なオープン型。Snapdragon Sound対応によりaptXadaptive LossLessにまで対応する。バランス良い音質も◎で、多方面に作り込まれたモデル。
▲独自のアダプティブANCは、イヤホンの気密性に依存せずノイキャンを最適化する技術。周囲の環境に合わせた騒音低減が可能
※2023年10月6日発売「GoodsPress」11月号24-25ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/GoodsPress編集部>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/562185/
- Source:&GP
- Author:&GP
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