<不自由を自由にする野営スタイル>
こんにちは、「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。
皆さんは四季の中で一番キャンプが気持ちいい時期はいつだと思いますか?
私は春か秋で悩みますが、一番は秋です。今回は秋キャンプは、なぜおすすめなのか? そして秋キャンプで持っていきたい防寒ギアを紹介します。ぜひ、秋キャンプを楽しみましょう。
■季節要因
まずは秋の季節の素晴らしいことをいくつか整理しましょう。
▼気温がちょうど良い
関東近郊の11月の日中の気温は14〜18℃。朝晩は7〜12℃くらいでしょうか。キャンプ場は大体山の中にあるので、標高にもよりますが、上述した気温より3〜5℃は低くなります。
この気温がキャンプにベストマッチだと思っています。服装のレイヤーを調整するだけで過ごせる気温で、さらに、寝袋もよっぽど標高が高く気温が低いところでなければ3シーズン対応のもので寝れます。そして朝晩、少し冷え込む時に焚き火の暖かさが身に沁みるのです。
▼焚き火が最高に気持ちいい
そうです。本当に秋キャンプの焚き火は最高です!
キャンプ好きで焚き火が嫌いな人はほとんどいないと思いますし、それどころか、ほとんどの人は焚き火が大好きなはず!
その焚き火が一番気持ちい季節なのです。焚き火をして1/fゆらぎを感じ、ぜひ癒されてください。
▼空気が澄んでいて景色がきれい
山に入るとわかるのですが、秋は視界が遠くまで明瞭になります。空気が澄んでいるせいか、夏と比べると夏に見えなかった遠くの山が見えたりするんですよね。
時期や場所によっては紅葉も美しい。色鮮やかな山々を見ながらのキャンプも醍醐味ですね!
▼虫がいない
個人的には、虫をあまり問題にはしてはいませんが、夏キャンプでは蚊やブヨ、ヒルなど結構敵がいます。でも秋はそういった面倒な虫がいないので快適に過ごせ、虫嫌いの人でも楽しめるのが最大の魅力かもしれませんね。
■防寒対策
秋は前述したような気温ですが、それでも場所によっては最低気温0℃になる場所もあります。そう考えると「やっぱり寒いんじゃない?」と思うかもしれません。
改めてになりますが、秋キャンプに適した服装と防寒対策をご紹介します。
▼服装
ベースレイヤー:肌に触れる服。ウール素材などの通気性と保温性が高いものがベスト。なければロングTシャツでも大丈夫です。
ミドルレイヤー:ベースレイヤーの上に羽織るちょっと厚手のシャツ、例えばネルシャツや薄手のフリース、パーカーなどがおすすめ。
アウター:気温にもよりますが、レインウエアくらいのアウターでもほとんど大丈夫ですが、寒がりの方は少し厚手のコットン素材のアウターがあるといいですね。
なぜコットン素材が良いかというと、焚き火に当たる時に化繊ですと火の粉で穴が開いたり、燃えてしまう危険性があるからです。ですので、アウターにダウンを着るのは焚き火をする場合は避けた方が良いです。もしダウンを着る場合は、焚き火が熾火状態で火の粉発生しにくい状態で、かつ火の粉が飛ばない距離を確保しましょう。
パンツ:コットン素材のチノパンやデニムなど動きやすいものが良いですね。立ったり座ったりしますので。
その他:寒がりや寒さが心配な方用に上下でおすすめなのは、タイツと、薄手のダウンベストです。タイツはパンツの下に履くとかなり違います。
靴:夏キャンプはキャンプ場であればスニーカーでいいのですが、秋以降は足下から冷えますので、できれば登山用のブーツのようにくるぶしくらいまで隠れて、ソールが厚いものが望ましいです。ソールが薄い靴ですと、本当に足が寒い上に、足は焚き火でも暖めるのが難しいので、実は防寒対策で最も重要なポイントです。
▼寝袋
全シーズンを通していえることは、夜、寝ている時が一番気温も低く、焚き火や暖房器具を使えないケースが多いので、寝袋は大事です。
先に寝袋は3シーズン用で大丈夫と言いましたが、寝袋には快適温度と、限界温度というのが設定されています。その快適温度が、キャンプへ行く場所の最低気温に収まっているかどうかを必ず確認してください。
3シーズン用ですと快適温度の最低温度が-5〜5℃くらいまで、それぞれの寝袋によって違います。冬キャンプはしないよって方で3シーズン用を選ぶ場合は-5℃くらいまでカバーできている寝袋にすれば、真冬以外はキャンプできる場所が多いので、おすすめです。
■秋キャンプで持っていきたいギア
さて、秋キャンプの防寒対策としてウエアと寝袋を紹介しましたが、それ以外にあると便利なもの、持っていると安心できるものを紹介します。
▼タープ
秋は真冬ほど寒くないとはいえ、雨で濡れてしまうと、一気に低体温症になる危険が高まります。低体温症は酸素不足の次に死に至るまでの時間が短いため、体を濡らさないようにすることは非常に重要です。
万が一の雨に備えて、雨が避けられるタープがあると、テント以外の居住空間が広まり、快適にキャンプができます。
▼レインウェア
防寒着としても使えますが、急な雨に備えるのはアウトドアでは必須ですので、持っておくと安心です。ただし、焚き火の火には要注意ですので、レインウエアをアウターとして着た状態で焚き火はしないでください。
▼ブランケット
ブランケットはあるとちょっとした時のプラスの防寒対策になります。焚き火に当たっている時の背中や腰回りを温める時や、寝袋にプラスアルファして就寝時の冷えに備えられます。また、化繊のチェアの焚き火の火の粉対策としても便利に使えます。
※ ※ ※
さて、いかがでしたでしょうか? 秋キャンプの魅力と防寒対策と装備を揃えれば、あとは行くだけです!
秋は食材も美味しいし、外で焚き火に当たりながら飲むお酒も最高です! ぜひ秋キャンプを堪能してください。
>> 連載
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/564276/
- Source:&GP
- Author:&GP
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