60年代モデルのデザインを完全復刻。Sinn限定クロノはヴィンテージ感がハンパない!

ドイツ時計の名門Sinn(ジン)より、とびきりクラシカルなインストゥルメント・クロノグラフの新作が発表されました。

腕時計といえば、ここ数年は巻き上げ不要の自動巻きメカニカルムーブメントが主流、また高級機となれば風防はサファイアクリスタルが当たり前というイメージがありますが、今回発表されたクロノグラフ「103.St.Ty.Hd」(予価:66万円)はあえてムーブメントには手巻き式キャリバーを採用し、風防にも強化アクリルを採用。

溢れるヴィンテージ感は、クラシックなパイロットクロノグラフとして1960年代半ばよりコレクションに加わった“103”シリーズの初期モデルに対するオマージュです。

正確な時計表示と計時性能、優れた視認性を備えた実用的なクロノグラフとして、ブランドの理念を体現するモデルのひとつとなっている“103”シリーズ。

夜光塗料を配したブラックの両方向回転式ベゼルは、60年代にドイツ空軍クロノグラフとして採用された“155”シリーズ以来の伝統を踏まえたものです。

現行ラインナップは定番「103.B.AUTO」を中心に、オールブラックのダイヤルに自動巻きキャリバーを搭載したモデルを展開していますが、新作 「103.St.Ty.Hd」は前述の通り、あえてムーブメントに手巻き式の“セリタ SW 510M”を採用しているのが最大の特徴。

クロノグラフの配置も現行のメカニカルモデルとは異なり、3時位置に30分積算計、6時位置が12時間積算計、9時位置にスモールセコンドをおくというクラシカルなトリコンパックス・クロノグラフを採用しています。

さらにこれらクロノグラフにはライトイエローのカラーリングを施すことで、デザイン的な美しさとともに確かな判読性を獲得していますが、こうした特徴的な意匠はすべて、1960年代後半に製作された“103”の初期モデルのデザインを踏襲するもの。

またもう一点特筆すべきは、ライトイエローのインナーベゼルに記されたタキメータースケール。

細かく刻まれた目盛りと数字は、時速60kmから時速600km(!)までの速度を手動で正確に計測したいという愛好家の要望に応えるものですが、これも同じく“103”の初期モデルに倣うもの。

ディテールの随所に、計時時計としての実用性に対する飽くなき追求が垣間見られるユニークな仕様です。

このほかねじ込み式のケースバックの採用により20気圧という十分な防水性能を確保。また、ムーブメントは4800A/mの耐磁性能を備えるなど、現代のライフスタイルに適合する性能もしっかりと備えます。

発売予定時期は2024年初夏とまだ少し先ですが、世界1000本のみの数量限定品。オールドジン愛好家ならずとも、その動向はぜひチェックしておきたい注目モデルです。

>> Sinn

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆Sinnのジェット戦闘機「ファントム」の退役を称えるパイロットウォッチ第2弾
◆Sinnの新作ダイバーズウォッチに鋼鉄Uボート・スチールをケースに使ったタフなモデルが登場!
◆Sinnの新作ダイバーズに控えめかつ美麗に輝くゴールドブロンズ製の2モデルが登場!


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA