動画配信サービス比較サイトJustWatchが発表した2024年第1四半期(1月~3月)の動画配信サービスの市場シェアに関するレポートによると、Apple TV+は、映画批評サイト「IMDb」で最も評価の高いストリーミングサービスであることが明らかとなりました。
Apple TV+はIMDbで最も評価されているものの、最もカタログ数が少ないストリーミングサービスでもあります。なお、Apple TV+の米国におけるシェア率は伸びているものの、依然として主要な競合他社には遅れをとっています。
Apple TV+のシェア率は増加傾向もわずか8%
JustWatchの調査対象は、米国で利用可能な主要ストリーミングサービスです。今年の第1四半期、Apple TV+のシェア率は前年同期比で1%増加し、8%となりました。なお、Paramount+も8%のシェア率となっています。Apple TV+は成長しているものの、Amazon Prime VideoやNetflixといった競合他社に追いつくまでには、まだ時間がかかる見込みです。
1位のAmazon Prime Videoのシェア率は22%、2位のNetflixのシェア率は21%、そして3位がMax(HBO)でシェア率は14%となっています。Amazon Prime VideoとNetflixも前年同期比でシェア率を伸ばしましたが、逆にMax、Disney+、Huluのシェア率は下がりました。
ちなみに米国において最もシェア率の高いストリーミングサービスは、Amazon Prime Videoですが、日本においては2023年時点で、最もNetflixのシェア率が高く4年連続で首位を獲得しています。
Apple TV+は数々の賞を受賞
Apple TV+は、オリジナル映画と番組の小規模なカタログ数で2019年にサービスが開始されました。現在、同サービスで配信されているのは約271タイトルで、Amazon Prime Videoの13,000タイトルは遠く及びません。それでも、Apple TV+のコンテンツはサービス開始以来、複数の重要な賞を受賞しています。
中でも、「テッド・ラッソ」は同サービスにおいて高い人気を得ており、これまでにゴールデングローブ賞、全米脚本家組合賞、エミー賞など数々の賞を受賞しました。その他にも、Apple TV+の子供向け作品がエミー賞を、「パチンコ」と「ブラック・バード」が、放送映画批評家協会賞を受賞するなど、多くのコンテンツが評価されています。
Appleはストリーミングサービスだけでなく、人工知能(AI)や家庭用ロボット分野に関しても競合他社に遅れを取っています。しかしながら、Apple TV+においては量よりも質で勝負しているように見えるので、他の分野についても同じような姿勢を取り、競合他社と差別化を図ろうとしているのかもしれません。
Photo:JustWatch
- Original:https://iphone-mania.jp/news-578424/
- Source:iPhone Mania
- Author:m7000
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