テクニクスの新型ターンテーブル「SL-1300G」は“音の解像度”にこだわった渾身の逸品!

ゆったりとレコードに耳を傾ける贅沢な時間。雰囲気を楽しむことも大切ですが、アナログレコード再生をとことん追求するなら、その音質にもこだわりたいところです。テクニクスから、音質とデザインの両方にこだわりのある人に向けたグランドクラスのダイレクトドライブターンテーブル「SL-1300G」(39万6000円)が登場。10月下旬発売予定です。

テクニクスのグランドクラスとは、リファレンスクラスとプレミアムクラスの中間に位置する、同ブランドの中ではミドルクラスにあたるラインナップ。妥協のない音を体感できるオーディオ類が揃っており、もちろん今回のターンテーブルにも最新の技術やノウハウが惜しみなく詰め込まれています。

まず、音質において欠かせないのが同社の「SL-1200GR2(2023年発売)」で採用された、新世代モーター駆動技術の「ΔΣ(デルタシグマ)-Drive」。フルデジタルアンプで培った高音質テクノロジーを応用したこの技術は、ワウ・フラッターやS/Nでは測定できないモーターのわずかな回転ムラや微振動を抑制。本モデルにおいては、さらに振動の低減効果を高めているとのこと。

また、モーターの設計も見直され、微小振動を徹底的に抑えた新ツインローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載。音質に影響を及ぼす振動を徹底的に排除することで、アナログレコードでも解像度の高い音を実現しています。

レコードを乗せるプラッターやシャーシの構造にも、振動を抑えるための工夫が。プラッターはアルミダイカストと真鍮製のウェイトを一体化し、裏面に不要共振を抑えるデッドニングラバーを張り付けた3層構造を採用。

ボディにはBMC(バルク・モールディング・コンパウンド)とアルミダイカストシャーシを強固に一体化した2層構造を用いて、高剛性化と振動抑制を叶えています。

さらに、電子回路に発生するノイズにも焦点を当て、リファレンスクラスの「SL-1000R」で採用されたものと同等のノイズ除去回路やローノイズスイッチング電源によって、ノイズを抑えることで高音質化を図るなど、音質への妥協は一切ありません。

テクニクスのターンテーブル伝統のスタティックバランスS字形トーンアームは当モデルでも健在。熟練した職人の手でひとつひとつ丁寧に組み立てと調整が行われています。

デザイン面においては、テクニクス伝統のシンプルかつ快適操作ができるレイアウトを残しつつ、高級感のある仕上がりに。カラーはブラックとシルバーの2色展開で、本体以外にトーンアームベース周辺もベースカラーで統一されており、カラーごとの個性が引き立ちます。

その他のスペックは、本体サイズが幅453×高さ173×奥行き372mmで、重さが約13.0kg。回転数は33 1/3、45、78回転。出力端子はPHONO端子×1、PHONOアース端子×1となっています。

テクニクスの音へのこだわりを体現したターンテーブルに針を落とせば、きっとアナログレコードのよさを再認識できるはずです。

>> テクニクス

<文/&GP>

 

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