ビームスきってのアメリカ好き愛犬家、遠藤秀幸さんを直撃! 犬と楽しむ西海岸テイストなコーヒーブレイクのすすめ

海水浴やブギーボードにちょうどいい波が立つカリフォルニアのビーチサイドを愛犬と散歩した後、柔らかな光が差し込むヤシの木に囲まれたカフェテラスでサンセットを眺めながら愛犬とコーヒーブレイク…。そんな日曜日の夕方をふと妄想。

もちろんカリフォルニアに愛犬を連れて行ったことなんてない筆者ですが、「西海岸×コーヒー×犬」という組み合わせは、きっと多くの愛犬家にとって憧れのスタイルですよね?

そんな憧れライフスタイルを自宅でも実現するためのポイントを、ビームスきってのアメリカ好きとして知られ、週末は奥様と「TORUS CAFE」を経営する遠藤秀幸さんに教えてもらいました。愛犬TORUSとJUNIPERへのお惚気も、ご馳走様です!

 

遠藤秀幸(えんどうひでゆき)
1973年埼玉生まれ。1996年ビームス入社。2000年にはビームス プラス原宿の創設に参画。その後黎明期だったEC部門の責任者を経て、現在はBEAMS GOLFのマーケティングやプロモーションを担当。週末は自宅で家族とドッグフレンドリーなカフェ「TORUS CAFE」を営む。Instagram:@hideendo

 

左:JUNIPER(フレンチブルドッグ/3歳)
右:TORUS(フレンチブルドッグ/12歳)

 

 

 

――遠藤さんならではの、愛犬と過ごす西海岸テイストなコーヒーブレイク空間作りのポイントを教えてください。

遠藤 3年前に都内のマンションを売却し、愛犬との生活を楽しむために、実家のある埼玉県久喜市に家を建てました。その際に、2階を住居、そして1階をカフェにしてしまいました。

まさにカフェは自分が思う理想のコーヒーブレイク空間にしました。約110坪ほどの敷地内には天然芝のドッグランやドライガーデン、BBQスペースも配備し、どこをとっても愛犬とコーヒーを楽しめる空間になっています。カリフォルニアの「SURF SHACK」やローカルのコーヒー屋やドーナツ屋をイメージして、ほぼDIYで試行錯誤しながら作りました。イベントスペースや撮影スタジオとしても貸し出したりもしています。ちなみに設計の段階まで、自宅をカフェにすることは計画していませんでした。

2階の住居スペースは、ミッドセンチュリーのイームズハウスのような「ケース・スタディ・ハウス」や「アイクラー・ホーム」を参考に、北欧のモダンテイスト、ラルフローレンのようなネイティブな雰囲気もMIXし、今までビームスで培った好きなテイストを融合した世界観に仕上げました。2階のソファでTORUSとJUNIPERと寛ぎながら飲むコーヒーが、最高のひと時です!

▲写真左:1階のカフェカウンター。ヴィンテージ感のある天然素材キッチンまわりでの白や青の色使い、照明や雑貨など、自宅でも真似したくなるような西海岸風の空間作りのヒントが満載! 写真右:看板犬のTORUSとJUNIPERが店頭でお出迎え

▲写真左:「いつ頃のモノ? どこ製?」と、アメリカ好きの心をくすぐるヴィンテージ雑貨がズラリ 写真右:天然芝のドッグランには西海岸の雰囲気を演出するアメリカンフェンスが。アメリカンフェンスは丈夫で耐久性があるスチール製なので、フェンスとしてだけでなく、ペットサークルなどのインテリアとしても◎

▲2階の住居スペースは、星条旗などのアメリカンなモチーフにネイティブ柄やハワイアンなテイストが織り交ざる。BOHOスタイルな雰囲気は、観葉植物との相性も抜群

――ご自身の“好き”をコンセプトに強く反映されているので、あらゆるテイストを融合しても統一感がありますよね! とするとやはり、ファッションもズバリですか?

遠藤 はい。やはりそこも自分が好きな西海岸系ですね! 愛犬のウェアは友人のブランドである「ジャクソンマティスペット」がお気に入りです。素材もプリントも人間用とほぼ同じという点は愛犬家にとって嬉しいところですよね、お揃いコーデも楽しめますし。以前、人間用とフレブル用のお揃いのデザインでチャリティー用の「TORUS CAFE×ジャクソンマティスペット」のコラボTシャツを販売したこともあります。

▲写真左:アメリカ・古着・サーフ・スケートボードなどの理念をペットブランドとして展開する「ジャクソンマティスペット」 写真右:「TORUS CAFE×ジャクソンマティスペット」のコラボTシャツは、カフェ店内にディスプレイされているヴィンテージのブルドッグの貯金箱がデザインソースに

――愛犬とのお揃いファッションをお洒落に着こなせると気分が上がりますよね。空間やファッションもバッチリ西海岸系な遠藤さんならではの、至福の一杯へのこだわりをお聞きしたいです!

遠藤 自分で淹れるドリップコーヒーは20年以上「CHEMEX(ケメックス)」一辺倒でしたが、最近はお気に入りの「MOCA MASTER(モカマスター)」で淹れています。夏は「Bruer(ブルーアー)」で淹れるコールドリューが最高。お店で使用している豆は、老舗のコーヒー豆屋から仕入れるスペシャリティーコーヒーですが、自宅で飲むコーヒーは自分の中でアメリカを感じるバニラやヘーゼルナッツのフレーバーコーヒーをメインにしています。

▲写真左:ヴィンテージの「CHEMEX」。極めてシンプルでありながらも温かみのあるデザインが特徴的なアメリカで誕生したコーヒーメーカー 写真右:オランダ発のドリップマシンの最高峰ともいわれる「MOCA MASTER」

▲写真左:自宅のコーヒー豆は、バニラやヘーゼルナッツなどのズバリアメリカを感じられるものに

――ありがとうございました! お話を聞いているだけで、コーヒーの香りと共に西海岸の風も感じてしまいました。

「まさかドッグカフェまでやるなんて想像もしなかったです。これもTORUSやJUNIPERが繋いでくれたたくさんの出会いのお陰なんです。本当に感謝しています」と、愛犬への想いも語ってくれた遠藤さん。好きなスタイルを愛犬と一緒に楽しむって、やっぱりステキですね。

<取材・文/小出健太郎>

【関連記事】
◆土屋鞄がペットアイテムを展開!上質な素材のリードやハーネスを愛犬に贈ろう
◆アジア最大のコーヒーの展示会「SCAJ2024」で思わず欲しくなったコーヒー器具5選
◆モンベルの知見を活かした犬用バッグがアップデート!ウエアも充実してます


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA