欧州委がCorning調査!スマホ強化ガラス独占疑惑

欧州委員会は、iPhoneの強化ガラスを供給するCorning独占的な行為を行っているかについて調査を行うと発表しました。同社は携帯電話OEMとのサプライヤー契約において、強化ガラスをほぼすべてCorningから調達するよう義務付けているとの指摘があります。

サプライヤーとの契約に問題あり?

Corningは、iPhoneのCeramic Shieldを製造するサプライヤーであり、その他のAndroidスマホブランドにもGorilla Glassという名前で強化ガラスを提供しています。

Corningの強化ガラスはアルカリアルミノシリケートガラスと呼ばれるものですが、同社はサプライヤーとの契約において以下のような独占的行為を行っているとされています。

  • 強化ガラスのほぼすべてをCorningから調達するよう独占調達義務を課す
  • 独占的調達義務を遵守することを条件にサプライヤーに割引を提供する
  • 競合他社からより競争力のあるオファーがあった場合に報告を義務付け、Corningが同等の価格を提示できなかった場合にのみ他社との取引を許可する

Appleは過去にCorningに対して巨額を投資

Appleは、過去にCorningに対して約50億円規模の巨額投資を行い、同社との深い関係を築いてきたことで知られています。

CorningはSamsungなど他のメーカーとも取引を行っていますが、もし欧州委員会がCorningの行為を独占的と判断した場合、Appleにどのような影響が及ぶのかはまだ予測が難しい状況です。

Source: 欧州委員会 via 9to5Mac

Photo: Apple


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