Apple、有害性の高い化学物質やプラスチックを製品から取り除くのに最も貢献

米シアトルを拠点とする慈善団体Toxic-Free Futureが行った2024年度の米国・カナダの小売企業の調査で、Apple「A」の評価を獲得し、有害性の高い化学物質やプラスチックを製品から取り除くのに最も貢献していることが判明しました。

Appleのみが「A」の評価を獲得

Toxic-Free Futureの調査で「A」判定を獲得したのはAppleのみで、2023年に発売されたiPhone、iPad、Mac製品について、各製品の平均質量比93%の詳細な化学物質情報を収集したこと、長年にわたり、PVCプラスチック、フタル酸エステル、臭素系難燃剤など、製品に含まれる懸念の高い数多くの化学物質やプラスチックを制限してきたこと、2025年10月までにPFASを制限し、2025年までにパッケージからプラスチックを取り除くという目標を掲げていることなどが評価されています。

Appleの目標達成度は84%となっており、他の企業から大きさ差をつけています。

他の企業の評価はいかに?

気になるのはApple以外の企業の評価ですが、ランキング3位には米スーパーマーケット大手Walmartがランクインしており、「A-」評価で目標達成度は65%となっています。

スウェーデンの家具メーカーのはずのIKEAもなぜか格付けに入っており、評価「B」で目標達成度は57%となっています。

Amazonは「C+」で目標達成度は41%となっています。

ランキング下位の企業とは?

Toxic-Free Futureのランキングで下位に位置する企業として、McDonald’sやKFCが挙げられ、両社ともに評価「F」の目標達成度8%となっています。

McDonald’sに関しては、入手可能な公開情報に基づき、有毒化学物質およびプラスチックの削減、またはより安全な解決策の支援に取り組んでいないとの評価で、食品接触材料に含まれる間接的な食品添加物について、規制遵守を超えて自社や一般に開示するようサプライヤーに奨励または要求しているようには見えないなど、厳しいコメントが並んでいます。

Source: Toxic-Free Future via AppleInsider

Photo: Apple


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