ディスプレイ内蔵HomePod向け7インチディスプレイの製造元と卸価格が報道

ディスプレイ内蔵HomePodに搭載されるディスプレイのサイズは7インチで、中国Tianmaが製造、卸価格は1枚10ドル前後（約1,500円前後）になると韓国メディアThe Elecが伝えています。

Tianmaが戦略的な低価格をAppleに提示し受注

The Elecはディスプレイ内蔵HomePodに搭載されるディスプレイの卸価格が10ドル前後と安いことについて、製造コストが安い中国のディスプレイサプライヤーであっても、この卸価格を提示できるサプライヤーは少ないと述べています。

TianmaはiPhone SE 4向け有機ELディスプレイにおいても安い卸価格を提示しながら、最終的に受注できなかったとみられています。

そのため、Apple製品のサプライチェーンに参画するために今回はかなり戦略的な価格提示を行ったと考えられます。

iPhone SE 4にはOLEDディスプレイが搭載されBOEが供給することに伴い、液晶ディスプレイではTianmaをBOEの対抗とすることで卸価格交渉においてAppleは優位な立場に立てると、The Elecは説明しています。

ディスプレイ内蔵HomePodに搭載される液晶ディスプレイの受注競争は、Tianmaとシャープの間で2022年から行われていた模様です。

TianmaがこれまでにAppleに供給したディスプレイはMacBook Proのタッチバー用リジッドOLEDディスプレイにとどまっていましたので、今回はそれと比較して受注金額も大きいと推察されます。

中国のディスプレイサプライヤーでは、BOEとTianmaだけではなく、LG Displayの中国広州工場を買収したCSOTもApple製品への供給を目指し交渉していると噂されています。

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