Apple、ARメガネの開発断念と報道〜Vision Proの不振含め計画見直しか

Appleが、拡張現実(AR)メガネの開発を断念したとBloombergが報じました。

これが事実であれば、Ray-Banと組んでARメガネを発売するMetaのように、Appleがこの分野に参入することが出来ないことになります。

長年噂されたARメガネ(Apple Glass)

Bloombergが入手した情報によれば、Appleは今週、ARメガネの開発断念を決定したとのことです。

このARメガネMacと接続して使用することを前提としており、見た目は通常のメガネのようなデザインながらディスプレイを内蔵しているものだったようです。

Apple Vision Proは販売台数低迷、Metaの存在感高まる

Apple Vision Proの販売台数が低迷する状況下で、求めやすい価格帯になると噂されたARメガネ(コードネーム:N107)こそがこの分野におけるAppleの本命製品になると考えられていました。

対して、MetaはRay-Ban Metaを発展させたようなARメガネを開発しており、2026年に開発者向け製品であるコードネーム「Orion」の提供を開始してソフトウェア開発を進め、2027年にコードネーム「Artemis」を市販する計画です。

iPhoneとペアリングして使えないことが開発断念の根本原因か

Apple製ARメガネは当初、iPhoneとペアリングして使用することを前提に開発されていたようですが処理能力が不足することから、Macとペアリングして使用する方式に変更された模様です。

しかし、このMacとペアリングして使用する方式についてAppleの経営層はレビュー会議において製品を承認しなかったとBloombergは述べています。

iPhoneとペアリングして使用する方式であれば、ユーザーはARメガネを装着したままある程度自由に動き回れると予想されます。

しかし、Macとペアリングする方式では(ワイヤレス通信を利用するとしても)せいぜい自宅内にとどまると予想されることから、ユーザーから期待される製品レベルに達していないと判断されたのかもしれません。

Source:Bloomberg

Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X


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