“オトナゴコロ”をくすぐりまくる!? 大人買い必至の「キダルト玩具」6選【2025ベストヒット大予想】

【2025ベストヒット大予想】

おもちゃ市場を支えるキーワード「キダルト」。“大人も遊べる” “大人も買いたくなる”商品が続々と登場し、それらはノスタルジックでありつつも、当時と比較して驚くほどの進化も遂げている。そんな“大人買い必須”のキダルト玩具に注目!!

*  *  *

おもちゃ市場は一昨年、初の1兆円越を達成したと言われているが、躍進を支えたのが「キッド」+「アダルト」の造語「キダルト」向けの玩具だ。

「2000年代、いわゆるハイターゲットトイが増えていましが、近年はメーカーもキダルト向け商品の開発に力を入れています。『日本おもちゃ大賞』でも、昨年からハイターゲットトイ部門がキダルト部門へと名称が変更。従来は“年齢層の高いユーザーに良いものを”という印象だったのですが、当時のものと比較しても圧倒的にクオリティは高いため、一般的なファン層にも認知されてきたのでしょう。ベイブレードやタミヤのラジコンカーのように、年齢層に合わせた商品を出す傾向も強くなってきたと思います」

では、2025年はどんな流れになるだろうか。

「不況に強いと言われているプラモデルは、ガンプラを中心に引き続き好調だと思います。SNSなどで自分が作ったものを見せる文化も広がっています。キダルト向けだとラジコンやたまごっちのようなハイテク系の伸びに注目。また、コラボ系は飽和状態と言われつつも、トリプルコラボなど今年も面白いコラボに期待したいです」

心がときめくおもちゃにぜひ巡り合ってほしい!

ホビーライター 桑木貴章さん
あれもこれものキャラクターホビー愛好家。編集者、ライター、プランナー、etc。ホビー、アニメを中心に企画、プロモーションなどに関する八百万業に携わる

1. あの「たまごっち」が奇跡のコラボ

BANDAI SPIRITS
「超合金 ちょーごーきん たまごっちろぼ」(9900円) ※2025年5月発売

バンダイを代表するコンテンツの1つ「たまごっち」は、これまでもいろいろなコラボをしてきました。誕生30周年をもう少しで迎える今回は超合金とのコラボ。それだけでも楽しいですよね(桑木さん)

誰でも1度ぐらいは育てた経験があるだろう「たまごっち」が超合金のロボットに。お腹の部分に着脱可能な特別カラーの「たまごっち」を装着。超合金ならではの重さは“たまごっち7個分”だとか。 ※当社調べ(重量比)

▲超合金50周年デザインの「Original Tamagotchi」も同梱。単体でもロボ装着時でも育成できる

▲パッケージでお馴染みの“たまごっちUFO”にも変形するし、まさに超合金と「たまごっち」をWで楽しめる

(C)BANDAI

2. 氷菓「あずきバー」がロボットに変形

BANDAI SPIRITS
「超合金 あずきバーロボ」(1万3750円)※購入受付終了

超合金とあずきバーという、明らかに合致しないものをあえて組み合わせる面白さ。また約95%を金属にすることで、あずきバーの硬さや重さ、ひんやりとした触り心地を表現しています(桑木さん)

井村屋の氷菓「あずきバー」と超合金との異色コラボ。メッキが施された合金の鎧に身をまとったロボットに「あずきバー」が変形する。双肩には「井村屋」「あずきバー」と明記されるなど遊び心満載。

▲実際の「あずきバー」を3Dスキャンして、約1/1サイズで細部まで再現。ロボットは様々なポーズが可能

▲合金比率は驚異の約95%で総重量約240g。必殺技はアイス棒の剣で放つ“井村一豆流赤搗氷河斬”

Copyright 2024 imuraya co., ltd. All rights reserved.

3. 映画のワクワク感をプラモデルで再現

青島文化教材社
「1/24 バック・トゥ・ザ・フューチャー PartIII タイムマシン」(7040円)※2025年5月発売予定

最近、映画をはじめ80年代コンテンツの人気が高く、その中でも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はリバイバルの話も出ているほど。このシリーズはパート1、2が発売済みで、今回はパート3(桑木さん)

大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー パートIII』のタイムマシンを1/24スケールのプラモデルで精密に再現。別売のディテールアップパーツを使用すればさらにリアルに仕上がる。

▲全長約184mm。タイヤはホワイトリボンタイヤを装着。完成後はガルウイングドアの開閉も可能だ

▲荒れ地走行のための車高、古い時代のパーツで作られた「ボンネット・ボックス」など随所にこだわりがみられる

(C)Universal City Studios LLC and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
Universal Studios Licensing LLC (ユニバーサル・スタジオ・ライセンシング LLC )との商品化契約に基づき企画・制作された商品です。

4. 足まわりが進化した40周年記念モデル

タミヤ
「タミヤ 1/10RC ホーネット EVO.」(1万9800円)

タミヤは現在も往年の人気モデルを復刻しています。中でもこれはエボリューションということで、当時2WDバギーの傑作といわれたホーネットの走行性能を進化させた注目の1台です(桑木さん)

1984年に登場し2WDオフロードRCカーのブームを生み出したホーネットが、シャーシ性能を高め、40周年記念モデルとして登場。基本的な構成はそのままに足まわりを強化し、軽快な走行を実現。

▲デビュー40年を記念したゼッケン40、車名ロゴ、マスコットマークなど細部にまでこだわりがみられる

▲軽快な走りを生み出すダブルウィッシュボー4独サスペンション採用。別売パーツでチューンナップも可能

5. 『真・女神転生』がボードゲームに

イクリエ
「真・女神転生 THE BOARD GAME」(6万円)※クラウドファンディングでの支援価格/クラウドファンディングはすでに終了しています

ボードゲームは世界市場的には大きなコンテンツ。このゲームは『真・女神転生』シリーズならではの要素が盛りだくさんです(桑木さん)

クラウドファンディングで『真・女神転生』の世界観がボードゲームに。崩壊した199X年の東京に総数72体に及ぶ悪魔フィギュアを召喚してプレイする超重量級対戦型ボードゲームだ。

▲恐ろしくも魅力的な悪魔たちを最大11cmの精細なフィギュアとして再現。プレイ人数は2~4人、プレイ時間3~4時間

(C)ATLUS. (C)SEGA.

6. アニメの主人公機がBEYBLADE EXで復刻

タカラトミー
「BX-00 ベイブレード 25周年記念セット」(1万1000円)※「タカラトミーモール」限定受注商品。受注期間終了

一昨年、第4世代の「BEYBLAD EX」が登場し、ベイブレードを「ギアスポーツ」とするプロジェクトがスタートしました。今回は25周年の記念セット。当時のファンだった人たちにはたまらないと思います(桑木さん)

『爆転シュート ベイブレード』をはじめ、歴代のアニメ4シリーズの主人公たちの1機目、その機体をBEYBLAD EX仕様で復刻。各種、当時のデザインを再現したランチャーもセットだ。

▲写真はドラグーンストーム4-60RA。全4機体すべて、当時のデザインがしっかりと再現されている

(C)Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
(C)TOMY (C)青木たかお・ベイブレードプロジェクト
(C)Takafumi Adachi, MFBBProject, TV Tokyo
(C)Hiro Morita, BBBProject, TV TOKYO

■ガンプラを使ったミニチュアゲーム「GUNDAM ASSEMBLE(ガンダムアッセンブル)」始動!!

「ミニチュア自体の造形クオリティも高い」と桑木さんが話す「ガンダムアッセンブル」。詳細は今後になるが、約5cmサイズのガンプラを使用してバトルを行うミニチュアゲームで、各機体の特徴を反映したゲーム設定、原作をなぞるシナリオなどガンダムの世界観を楽しめる。

(C)SOTSU・SUNRISE (C)SOTSU・SUNRISE・MBS

>> 特集【2025ベストヒット大予想】

※2025年2月6日発売「GoodsPress」3月号42-43ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/黒川秀紀>

 

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