食べることが大好きな犬。もう一つの大好物といえば……、やっぱり家族の笑顔!
愛犬のための手作りゴハンや手作りオヤツは、おいしいを通して、家族の笑顔や幸せを運んでくれるものだと思います。
今回、そんな“手作り”についてお聞きしたのは、7歳のゴールデンドゥードゥル、のんきと暮らす草地麻巳さん。
美食と豊かな暮らしを提案する情報メディア『食楽web』の編集長を担い、言わば食のプロである草地さんならではの“手作り”に対する想いやレシピとは?
草地 麻巳(くさち まみ)&のんき(ゴールデンドゥードゥル/7歳)|ライフスタイル誌やテレビの仕事を通じて、食、カルチャーに精通。「大人が愉しむ“おいしい暮らし”」をコンセプトに、全国で見つけた美食と名酒、お出かけスポットなどを発信する情報メディア『食楽web』編集長。オフの日は「“呑気なのんちゃん”とほっこり葉山ライフ(Instagram:@nonki.desu)」。
――早速ですが。ズバリ、草地さんが“手作り”を続けている理由を教えてください!
草地 ズバリ(笑)ですね。手作りのゴハンって、のんちゃんが喜んで食べてくれるんですよね。やっぱり、続けている一番の理由はそれに尽きます。あとは手作りならではのところですと、旬の食材もあげられるし、普段はスープ系ゴハンが多いのでゴハンで水分補給もできたりするのがいいところだなと思っています。
それで私は、手作りゴハンはトッピングをメインに週3、4日。のんちゃんの体調に合わせてあげています。オヤツも同様ですが、普段はフリーズドライのささみやお魚、おいも、りんごなどシンプルな素材のオヤツをあげたりもしていますよ。
仲のいいワンコのママたちはかなりグルメな方が多くて、手作りゴハンがプロ並みの方も多いんです! なので教わったり、参考にさせていただいたりしながら“手作り”にチャレンジしています。
▲ご自宅のキッチンでの一コマ。家族がニッコリ笑顔になれるのが“手作り”の醍醐味
――愛犬が“喜んで食べてくれる”というのは、やっぱり一番嬉しいですよね。
のんきのために、何か気を付けていることや、意識していることはありますか?
草地 のんちゃんはお腹の調子を崩しやすいので、普段はお肉と野菜を煮込み、胃腸の調子を整えると言われている葛粉などを混ぜて、とろみのあるスープごはんをあげることが多いです。
人間もそうですが、旬の食材は栄養が高いので入れるようにしています。自分たちが食べている食材と合わせてあげているので、無理せずお互い食べている感じ(笑)。あとはお魚、鶏肉、牛肉と同じものが続いてしまわないように変えています。
でももちろん、のんちゃんはドライフードも好きなので、手作りゴハンはトッピングとしてあげることも多いんです。そのへんのバランスも大事にしています。
これからのんちゃんはシニア期に入るし、先住犬が病気になった時、「何をあげたらいいのだろう…」と苦労しましたので、専門家の方に体調に合わせたゴハン作りを学んでみたいなって思ったりもしています。
――様々な工夫をされていますね。そのコの好き嫌いだけでなく体調や年齢などに合わせて色んなことを勉強していかないとですよね。手作りゴハンや手作りオヤツをはじめる前と後では、何か変化はありましたか?
草地 食欲が低下している時でもよく食べてくれるようになりました。自分で作ることは普段から愛犬の体調を考えるキッカケにもなるし、ゴハンの楽しさを共有できるのもステキだなって思っています。
――ありがとうございます。ではでは、無茶ぶりですみませんが、とっておきのレシピを教えてください!
草地 はい! 言われると思っていました(笑)。まだまだ勉強中ですが、手作りゴハンと手作りオヤツを一品ずつご紹介しますね。
まずは・・・・、先ほどお話しました“胃腸の調子を整える”と言われている葛粉などを混ぜて作る手作りゴハンです。
メニュー名はズバリ(ズバリって古い?笑)『葛粉入りチキンミートローフ』。
お肉や魚、野菜が摂れるミートローフです。お豆腐を使えばふんわり滑らかに仕上がりますが、今回はお肉を主張するレシピにしてみました。多めに作って冷凍保存すれば作り置きゴハンとしても重宝しますよ。あと、普段は耐熱皿に広げてオーブンで焼いていますが、今回は丸型にしてみました。ヨーグルトやフルーツでデコレーションすればケーキにもアレンジできて楽しいですよ!
【葛粉入りチキンミートローフ】
▼材料(お好きな分量で)
鶏胸ひき肉:100g、レバー:20g、にんじん:1/4本、ブロッコリー:約40g(3小房くらい)などお好みの野菜、葛粉小さじ:1〜2杯(少なければ足す)
▼作り方
1.ボウルに鶏胸ひき肉、湯がいてサイコロ状にカットしたレバー、軽く茹でたにんじんとブロッコリー、葛粉を入れて混ぜ合わせる
2.手にオリーブオイルを塗り棒状に整える
3.2をラップで包みこみ、両端を止める
4.鍋にお湯を沸騰させ、3を入れて10分ほど茹でる。火を止めて、余熱で15分ほど置く
5.中身を取り出してそのままカットするか、フライパンで表面に焼き色をつけて完成(※焼くと食いつきも良くなります!)
▲消化・吸収がよく、整腸作用などもあると言われている葛粉を混ぜているところに草地さんの愛情を感じる一品『葛粉入りチキンミートローフ』。そんな気持ちを感じてか、のんきはモグモグと嬉しい食いつきを披露!
草地 続きまして。手作りオヤツをご紹介しますね。『かぼちゃとヨーグルトのワンコクッキー』です。
かぼちゃの自然な甘味とヨーグルトの酸味でさっぱり風味のクッキーです。普段クッキーを食べないコも手作りのクッキーは素材の味がダイレクトに伝わり、よく食べてくれるのではないかと思います。お友達にあげたり、お出かけの際のご褒美にもオススメですよ!
【かぼちゃとヨーグルトのワンコクッキー】
▼材料
かぼちゃ:100g、米粉:70g、ヨーグルト:30g、オリーブオイル:15g、ミックスベリー(冷凍)20g
※写真後ろの絞り出しクッキーは米粉を20g、ヨーグルトを50gほどの緩めの生地にし、口金付き絞り出し袋に入れて円を描くように絞り出してください
▼作り方
1.かぼちゃを鍋で湯がくか、耐熱容器に入れて、500〜600wのレンジで3分ほど加熱し柔らかくする
2.1をボウルに入れてヘラなどで潰し、ペースト状にする
3.ヨーグルト、オリーブオイルを入れて混ぜる
4.米粉を入れて、生地をまとめる
※生地がベトつかず、伸ばしやすい硬さになるよう分量を調整ください。
5.生地を綿棒などで伸ばし、クッキー型で型抜きする
6.ミックスベリーをレンジで2分加熱し、小スプーンなどで混ぜ混ぜして水分を飛ばし、硬めのソースを作る
7.型抜きしたクッキーの首元に6をアクセントでのせる(※絞り出しクッキーは中央にのせる)
8.180℃のオープンで20分ほど焼く
▲『かぼちゃとヨーグルトのワンコクッキー』は、ガブっとかじって食感を楽しんでもらったり、細かく割ってトレーニングのご褒美などにするのも◎
――う~ん、美味しい♪ お腹いっぱい、ZZZ……。早速、真似してみたいです。なんだか、草地さんとのんきが愉しむ“おいしい暮らし”も垣間見えた気がします! ありがとうございました。
「のんちゃんがいるからこそ、忙しい日々でも癒しと笑顔が生まれます」と、愛犬への想いも語ってくれた草地さん。今回お話いただいた愛情たっぷりの手作りゴハンや手作りオヤツ以外にも、いろんなところに一緒に旅したり、犬友達とのコミュニティを楽しんだりと、のんきとの暮らしを“らしく”楽しんでいる魅力的なドッグラバーズでした。犬との暮らしは千差万別でも、犬がいればどんな家族にもドラマがあり、感動が生まれ、暮らしはきっと豊かになりますね。
▲「Instagramを通して全国にお友達もできました。そんなお友達たちに会いに、もっと一緒に旅したいですね」と草地さん。そんな草地さんとのんきのオフの日を垣間見れる?「“呑気なのんちゃん”とほっこり葉山ライフ(Instagram :@nonki.desu)」にもご注目を!
<構成/小出 健太郎 写真/草地 麻巳>
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- Original:https://www.goodspress.jp/columns/677092/
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