Google、Appleの煽り広告をリリース〜日本で先行公開された理由とは?

Googleは8月21日に新型スマホモデル「Pixel 10」の発表を控えていますが、あからさまにAppleを煽る新たな動画広告を公開しました。AppleのAI機能「Apple Intelligence」が煽りの標的となっているのは間違いありませんが、日本で先行的に広告が公開されたのはなぜなのでしょうか。

2週間前にすでに日本で公開されていた

Googleが現地時間4日付けでリリースした「Google Pixel 10 | Soon」という動画広告は、「ある機能が“すぐに”使えると聞いて買ったのに、1年経ってもまだその機能が使えない」と、Appleの「Apple Intelligence」の未導入のいくつかの機能を暗喩していますが、この広告は実はすでに日本で2週間前に一度公開されていました。

日本語版の広告はXのGoogle Japanアカウントによって投稿されましたが、すでにオリジナルの投稿は削除されており、同じく4日付けで再投稿されています。

Googleの広告が米国ではなく日本で先行公開された理由は何なのでしょうか?ここ数年でGoogle Pixelの日本国内での売上台数が増加傾向にあるからかもしれません。

2023年には527%もシェアが増加

Google Pixelが日本市場で大きく躍進したのは2023年で、シェアを前年のわずか1.5%から10.7%へと伸ばし、527%の増加を達成しました(IDC調べ)。

それまでGoogleにとってPixel出荷台数における日本市場はそれほど重要ではありませんでしたが、2023年第1四半期には全体の出荷台数の34%を占めるなど(Counterpoint調べ)、出荷台数において米国を上回るほどとなっていました。

Googleが売上を伸ばす一方で、ソニーのスマホの売上が大きく下がったと当時報じられており(IDC調べ)、Pixelが食い込んだ影響はiPhoneというよりも、他のAndroidベンダーに出ていたと考えられます。

Googleはキャンペーンを実施中

Googleは8月19日午後4時までにPixel 10シリーズについての最新ニュースを知らせるメール配信に登録すると、Pixel 10がさらにお得に購入できるキャンペーンを公式サイト上で案内しています。

Googleが8月21日のプレゼンでどのような新機能を盛り込んでくるのか、新型iPhoneの発表が迫る中、注目が集まっています。

Photo: Google


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