日産の“フェアレディZ”こと「ダットサン240Z」が米国でデビューし、スポーツカー市場を席巻したのは1969年のこと。時を同じくして、セイコーは垂直クラッチとコラムホイールを搭載した世界初の自動巻クロノグラフ「1969 スピードタイマー」を発表しました。
1971年には、セイコーがスポンサーを務め、“SEIKO”ロゴを掲げたダットサン240Zが、世界でもっとも過酷といわれる東アフリカ・サファリラリーで優勝を飾ります。こうした深い縁を持つ、同年代に世界へインパクトを与えたクルマと腕時計によるコラボレーションがついに実現しました。
セイコー プロスペックスの「SPEEDTIMER(スピードタイマー)」に、伝説的ラリーカー「ダットサン240Z」とのコラボによる限定モデル4種が登場。発売日は9月5日を予定しています。
▲「SBDC219」
まず、6時位置にあしらわれた“DATSUN”ロゴが目を引くメカニカルモデル「SBDC219」(17万6000円)。ダイヤシールド加工を施したステンレスケースに、パンチング加工のレザーストラップを組み合わせた、スポーティーなデザインが特徴です。
機能面では、4時位置のりゅうず操作でダイヤルリングが可動し、レーススタートまでの残り時間やタイヤ交換など、任意の時間をカウントダウンできるタイマー機能を搭載しています。
日常生活用強化防水(20気圧)を備え、ムーブメントには約72時間のパワーリザーブを誇る「キャリバー6R55」を搭載しています。
▲「SBEC029」
シュッと締まったブラック基調の三つ目メカニカルクロノグラフモデル「SBEC029」(47万3000円)は、当時のラリーカーのスピード域に合わせ、赤で表示分けされたタキメータースケールが印象的です。
1972年発売のクロノグラフをデザインソースに、美しい流線形ケースを採用。ストップウオッチ機能の操作には、操作性に優れたハンマー型プッシュボタンを使用しています。
日常生活用強化防水(10気圧)を備え、ムーブメントはパワーリザーブ約45時間の“キャリバー8R48”を搭載。ストラップは、縫い目を裏地で覆うことで汗や水によるダメージを抑える仕様のレザーを採用しています。
▲「SBDL121」
チェッカーフラッグをイメージしたダイヤルリングの目盛りが特徴的なソーラークロノグラフは、ダイヤルカラーの異なる「SBDL121」と「SBDL123」(各14万3000円)の2モデルを用意。なかでも赤いダイヤルの「SBDL123」は、日本国内限定仕様です。
12時位置に配された“DATSUN”ロゴは、ステアリングに刻まれていたロゴ書体をベースに、本モデルのために新たに描き起こした特別仕様。また、ブレスレット中央のブラック硬質コーティングは、ダットサン240Zのボンネットをモチーフにしています。
▲「SBDL123」
日常生活用強化防水(10気圧)を備え、フル充電で約6カ月間駆動可能なソーラークロノグラフムーブメントを搭載しています。
いずれのモデルも、ダットサン240Zをデザインソースに採用。強い日差しを反射しないようにボンネットに塗られていたマットブラックを基調に、差し色としてレッドを効かせています。
カウントダウンタイマーやタキメーター表示、クロノグラフ積算計の目盛りに使われているアラビア数字は、ダットサン240Zのメーター類に用いられていた判読性の高いフォントを忠実に再現しています。
▲「SBDC219」
また、ケースバックも特別仕様です。「SBDC219」には当時の“DATSUNロゴ”を刻印。「SBEC029」にはラリーカーのエンブレムをモチーフにしたロゴ、「SBDL121」と「SBDL123」にはラリーカーのオリジナルイラストをデザインしました。いずれのモデルにも“LIMITED EDITION”の文字とシリアルナンバーが刻まれています。
▲「SBEC029」
ダットサン240Zの力強い走りを思い起こさせるこだわりのコラボモデルはいずれも数量限定です。「SBDC219」は世界限定2500本(国内1000本)「SBEC029」は世界限定500本(国内120本)「SBDL121」は世界限定4000本(国内1200本)「SBDL123」は国内限定300本となっています。
▲「SBDC215」
なおコラボモデル以外にもSPEEDTIMERのレギュラーモデルとなるカウントダウンタイマー搭載のメカニカルモデル「SBDC215」と「SBDC217」(各13万7500円)メカニカルクロノグラフモデル「SBEC027」(37万4000円)も同時に発売されます。
>> セイコー
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/693138/
- Source:&GP
- Author:&GP
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