ツリーじゃなくて「タワー丼」。そば処 業平橋かみむら のそびえ立つ名物丼を食べてきた

<“デカ盛り”発見伝!>

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!

*  *  *

とうきょうスカイツリー駅から徒歩5分ほどの場所にある飲食店「そば処 業平橋かみむら」。ここに名物丼があるということで食べに向かいます。

1969(昭和44)年創業、スカイツリーから徒歩2〜3分の場所にあり、国内外の観光客も、その丼を目指して食べにくる人がいるほど人気の丼です。

▲壁にかけられたメニュー。今回の目当ては親子丼1000円や天丼1500円ではなく…

店に入り、卓上にあるメニューを見てすぐ発見。それは「タワー丼」2000円。<①エビを押さえて、後ろのフタを取り皿にしするように〜>と、食べ方の説明まで書いてある。

ということで、「タワー丼」2000円を早速注文します。

 

■まっすぐな天丼はタワー感たっぷり

▲「タワー丼」2000円。味噌汁、お新香、大根おろしつき

目の前に出てきたのは、海老天がスックと立ち上がっている丼。フタが背後で海老天を支えている感じ? 早速計測です。

高さは約27cm、重さは838g(フタの245g含む)。まっすぐな海老天3本の下にかき揚げがあります。海老天1本は20cm超え。揚げたて、熱々です。

▲高さ約27cm。出来立てなので湯気が上がっている

実はこの「タワー丼」、開発に約半年かけて、2010年の3月に発売。まだスカイツリーが完成する前だったそうです。

「スカイツリーが東京タワーの333mを超えた、というタイミングに合わせて発売開始しました」

▲重さは838g(フタの245g含む)。なので実質593g。高さはあるが完食しやすいボリューム

ということは、発売してから15年超えたロングセラーメニュー。実際、週に300食もの注文が入るそうです。

▲添えられたつゆを上からかけて。滝のように下に流れていく

使用しているエビは大きなクマエビで、ゴハンは富山産のコシヒカリ。素材にもこだわっています。天つゆは、昭和44年からずっと継ぎ足し。店主の父の代から続いています。

「うちの天ぷらが美味しい理由はそれだけじゃなくて、天ぷら油の継ぎ足しをこまめに行っているからですね。胃もたれしない」

▲テーブル席が並ぶ店内。タワー丼のキーホルダーも販売している

ちなみにこの「タワー丼」、今までに600社から取材を受けたそうで、今では海外からのお客さんも多いとのこと。東京観光の目的の一つにもなっているそうです。

「うちは町のおそば屋さん。だから、11:50〜12:45の間は避けてください。近所のビジネスマンのために席を空けておきたいからですね」

なので、タワー丼を食べに行くなら、開店してすぐ、または13時以降をお勧めします。

そば処 業平橋かみむら
住:東京都墨田区業平1-18-13
TEL:03-3625-1205
営:11:00〜売り切れ次第終了
休:木曜(祝日の場合営業)

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 写真/奥西淳二>

 

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