ユニクロとJW ANDERSONのコラボと聞けば、毎回チェックする人も多いだろう。2017年の初コレクションから8年。もはや“年に一度の恒例行事”になったこのシリーズが、またしても秀逸だ。
2025年秋冬のテーマは「British Fieldwear」。英国のカントリースタイルをベースに、ユニクロの機能性とJW ANDERSONの遊び心をかけ合わせ、伝統と実用のあいだにある“いま着たいリアル”を形にした。
どれもクラシックだけど堅くない。ほどよい抜けと、秋冬の空気に馴染む柔らかさが共存している。
このコレクションの顔といえるのが「パフテックユーティリティジャケット」(9990円)。ハンティングジャケットを思わせるフラップポケットに、襟のコーデュロイ切り替えがほどよい抜け感を添えている。
そこにユニクロの高機能中綿“パフテック”を組み合わせることで、見た目は武骨でも着心地は軽く、しっかり暖かい。
アウトドア由来のデザインでありながら街にもすんなり馴染むのは、素材のほのかな艶とミニマルなシルエットのバランスの良さゆえ。
カジュアルなボトムと合わせて週末に羽織るのはもちろん、スーツやジャケットの上に重ねても品よく決まる。
秋冬らしい空気感をまとえるのが「コーデュロイワイドテーパードパンツ」(4990円)。太畝コーデュロイの豊かな表情が季節感を際立たせ、ラフに穿くだけで着こなしに奥行きを生む。
ややワイドなシルエットながら、テーパードが効いているためだらしなく見えず、
スニーカーにもレザーシューズにも合わせやすい一本だ。
JW ANDERSONといえば、プレイフルな色使い。その個性をユニクロが受け止めたのが「ヘリンボーン柄ラムクルーネックセーター」(3990円)だ。バイカラーのヘリンボーン柄が目を引くが、派手さよりも上品さが勝る。
肉厚なラムウールの温もりに包まれれば、鏡の前で思わず「こういう色、やっぱりいいな」と思わせる。ジャケットの下に挟めば、たちまち英国の風が吹く。
そして、冬の着こなしをさりげなく引き締めるのが「ヒートテックソックス」(590円)。一見クラシカルなウールソックスのようでいて、実はユニクロの機能素材“ヒートテック”を採用している。見た目の温かみと実用性を兼ね備えた、冬の定番アイテムだ。
ブルーやイエローといった鮮やかなカラーが揃い、重くなりがちな冬のコーディネートにアクセントを添えてくれる。足元に差すだけで印象が変わるから、色違いで揃えておくのもおすすめだ。
デザイナーのジョナサン・アンダーソン氏は、「英国らしい冬のワードローブをアップデートした」と語るその言葉の通り、今季はフィールドジャケットやコーデュロイパンツといった英国のアウトドアやトラッドを象徴する定番を軸に、素材とシルエットを新しい解釈で仕上げている。
ユニクロが掲げる「毎日のための服」と、JW ANDERSONが持つ「英国的ひねり」。そのふたつが交わることで生まれるのは、流行に左右されない普遍的な魅力だ。
冬の街を歩くとき、袖を通した瞬間に背筋がすっと伸びる。このコレクションには、そんな“服とのいい関係”を思い出させる力がある。
>> ユニクロ
<文/若澤 創(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/703893/
- Source:&GP
- Author:&GP
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