【疲労回復&リラックスギア最前線】
体温や心拍数だけでなく、血中酸素や睡眠時の無呼吸症候群までモニタリングしてくれる昨今のヘルステック領域。Apple製品も例外ではなくその進化は著しい。そこでAppleの新製品のなかから注目のヘルスケアに通じる機能を中心に、テクニカルライターの畑野さんに最新情報を伺った
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【Part 1】
デジタル&家電
今年は新型iPhoneのほか、新シリーズ「Air」の登場など大いに話題となった新作群。その一方で、Apple WatchやAirPodsにも新モデルが登場。これらの健康領域での進化に、ライターの畑野さんは大きな魅力と可能性を感じている様子。
「ヘルスケア機能はiOS関係に紐づいているので、iOS 26、watchOS 26でヘルスケアアプリやウォッチの機能にアップデートが加わった点には注目。睡眠スコアの詳細をアプリ上で確認できるように。Apple Watchを使っていないと利用できない機能なので、同シリーズを持つメリットがさらに増したように思いますね。
そして個人的に一番のニュースはAirPods Pro 3。イヤホンのみで心拍数などの計測ができるようになり、スポーツシーンでも非常に使いやすくなりました。“スポーツにオススメなイヤホン”は数あれど、“ワークアウトの記録を計測できるイヤホン”となると話が全く変わりますからね」
これからもAppleの同領域の進化に目が離せない!
テクニカルライター
畑野壮太さん
テクノロジーやガジェットを好むライター。特にウェアラブル端末を好み、スマートウォッチのみならずスマートリング、スマートグラスなどを複数使っている。リフレッシュ方法は週1回のサウナ X:@hatakenoweb
【チェックしておきたいアップデートトピックス】
1. Apple Intelligenceの新機能がデバイス全体でユーザー体験を高める!

AIプラットフォーム「Apple Intelligence」に新機能が追加。Appleのデバイス全体での連携もしやすくなったほか、「Workout Buddy」などのフィットネス向きの機能も登場した。
2. Workout Buddyでワークアウト体験をアップデート!
ワークアウトデータとフィットネス履歴を分析し、心拍数、ペース、距離などのデータにもとづいて励ましの言葉を音声で届けてくれるように。モチベアップにつながる!
3. watchOS 26への更新で新しい睡眠スコア機能が使えるように!

watchOS 26を搭載したAppleWatchであれば新しい睡眠スコア機能を利用できる。眠りの質などを客観的に振り返れるので、睡眠環境改善の手助けになるはずだ!
■自身の睡眠データも詳細に計測! 一日を通して頼りになるスマートウォッチ
アップル
「Apple Watch Series 11」(6万4800円~)

駆動時間が伸びたことで睡眠時もさらに着用しやすくなりました。watchOS 26で睡眠スコア表示に対応したソフト面のアップデートも◎(畑野さん)
バッテリー駆動時間が長くなり、最大24時間使用が可能に。日中はもちろん睡眠時まで一日中使用できるのは大きな魅力だ。高い防塵および耐汗耐水性能のほか、バンドにはNikeスポーツバンド/ループには新色も追加されたのも嬉しいポイント。

■お手頃価格でも機能は充分! 「SE3」もあわせて検討すべし
アップル
「Apple Watch SE 3」(3万7800円~)

搭載しているチップはSeries 11と同じで新世代Watchの目玉である睡眠スコアも測れます。価格的にも多くのひとにおすすめしやすいですね(畑野さん)
Series 11と同じS10チップを搭載。心拍や手首の皮膚温を計測してくれるほか、ジェスチャー機能にも対応しており、手首フリックやダブルタップなどで時間や情報を確認できる。
▼ニューモデルのここがウェルネス!
▲睡眠時間や目が覚める頻度などの睡眠データを分析し、睡眠の質をスコアリングしてくれる!
▲ワークアウトアプリも刷新。新しいレイアウトではよく使う機能にすばやくアクセス可能に
■心拍数センサー新搭載! ワークアウトニーズに応えた新モデル
アップル
「AirPods Pro 3」(3万9800円)

イヤホン単体でワークアウトの消費カロリーなどを計測できるようになりました。運動データの記録ならこれだけでもOK!(畑野さん)
ノイズキャンセリング性能が従来モデルの2倍に進化したほか、心拍数センサーを新たに搭載。ワークアウト中の心拍数や消費カロリーの把握も可能となった。また防塵防水性能も向上しており、汗や突然の雨でも安心だ。

▼ニューモデルのここがウェルネス!
▲不可視光を毎秒256回放って血流の光吸収を測定する、専用のPPGセンサーを導入した
▲イヤーチップはXXSサイズを含む5サイズ展開に。装着感も向上し運動時も外れにくい
▲周囲の環境に自動的に適応するノイズコントロールが便利。ノイズを抑えたマイク機能は出先での作業時に重宝する
■同時期に発表された新型iPhoneもキニナル!
ガジェットファンならずとも気になる新型iPhone。アプリや「Apple Intelligence」との連携も駆使して体調管理やワークアウトに役立てたい!
アップル
「iPhone 17 Pro」(17万9800円~)

熱間鍛造アルミニウムUnibodyを採用。望遠には次世代のテトラプリズムデザインと56%大きくなったセンサーを搭載し、200mmの焦点距離に相当するiPhone史上最高の8倍光学品質ズームを実現した。
アップル
「iPhone Air」(15万9800円)

発表時大いに話題となったのがこの「Air」。薄さ5.6mm、重さ165gとiPhone史上最薄を実現した。
※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号18-19ページの記事をもとに構成しています
<文/小沢大介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/708134/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
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