Galaxy S26 Ultraの「覗き見防止ディスプレイ」は通知表示時やアプリごとの設定も可

3月12日にサムスンの最新フラッグシップスマホ「Galaxy S26」シリーズが発売されました。コンパクトで高性能な「Galaxy S26」と、その大画面モデル「Galaxy S26+」、4眼カメラとSペンを搭載する最上位モデル「Galaxy S26 Ultra」の全3モデルから選べます。

▲左からGalaxy S26 Ultra、Galaxy S26+、Galaxy S26

いずれもサムスンが注力する「Galaxy AI」を搭載するハイエンドモデルですが、最も注目されているのはGalaxy S26 Ultra。「プライバシーディスプレイ」という業界初の新機能が搭載されているからです。

 

■話題の「プライバシーディスプレイ」を使ってみた

プライバシーディスプレイは、画面が斜めから見えにくくなり、近くにいる人からの覗き見を防止できるというもの。

覗き見を防止できる機能は以前、シャープ製のスマホ「AQUOS」に「ベールビュー」という名称で搭載。オンにすると画面に特殊なフィルター柄が表示されて、斜めから見えにくくなる仕組みでした。また、画面が斜めから見えにくくなる保護フィルムも市販されています。

Galaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイには、シャープの「ベールビュー」や市販のフィルムとは全く違う技術が用いられています。

ディスプレイを構成する画素は、赤・緑・青の光を発します。Galaxy S26 Ultraのディスプレイには、光が広がる一般的な画素に加えて、光が広がらずに直進する画素も搭載。プライバシーディスプレイをオンにすると、後者の画素だけが有効になる仕組み。オンにすると、左右から見えにくくなることはもちろん、上下からも見えにくくなります。電車に座って乗車しているときに、左右の人からの覗き見を防げるだけでなく、立っている人から見えにくくなるわけです。

▲プライバシーディスプレイは、クイック設定でオン・オフができる

▲プライバシーディスプレイをオンにして正面から見た場合

▲斜めからは画面が暗く、見えにくくなる

▲上からの覗き見も防げる

▲下からも見えにくくなる

プライバシーディスプレイは常時有効にするほかに、人に見られたくない画面や通知だけを隠せるようにもカスタマイズできます。例えば、「メッセージ」や「LINE」「Facebook」など指定したアプリの起動時だけに有効にすることも可能。パスワードの入力時に見えにくくすることもできます。

▲プライバシーディスプレイをオンにする条件を設定できる

▲「PIN、パターン、パスワード」は、ロックを解除する画面も対象

▲ロック解除のパスワードやパターンの入力も安全に行える

驚いたのは、通知だけを隠せる機能。メッセージやLINEのトークなどを受信すると、通知がポップアップ表示されます。その通知部分だけが黒く見えにくくなるわけです。画素を制御する仕組みだからこそ実現した機能と言えるでしょう。

▲「通知ポップアップ」をオンにして、通知が届いた場合

▲斜めからはポップアップが暗く見えて、文字は読み取れなくなる

▲「通知ポップアップ」をオフにしていると、斜めからでも通知がはっきり見える

ちなみに、プライバシーディスプレイをオンにすると、使用する画素が減るため、画面の明るさは若干落ちます。ですが、Galaxy S26 Ultraのディスプレイは非常に明るい(ピーク輝度は2600nits)ため、プライバシーディスプレイをオンにしていても、使い勝手を損なわない明るさで表示されます。

今、スマホの画面に覗き見防止フィルムを貼っている人は、覗き見を防げる安心感が得られる反面、画面が暗くなることについて「まぁ、仕方ない」とあきらめているのでは? プライバシーディスプレイは必要な時にだけ有効にでき、有効にしても自分が正面から見るには十分な視認性が得られます。覗き見を防ぎたい人にとっては、一度使うと、手放せないディスプレイになるかもしれません。

 

■プライバシーディスプレイが不要なら、コンパクトなGalaxy S26も魅力

Galaxy S26 Ultraは、他の2モデルに比べて、カメラとSペンにも優位性があります。アウトカメラは約2億画素をメインとする4眼カメラを搭載。望遠カメラは光学3倍と5倍の2基で、デジタルズームは最大100倍。端末の左下からサムスン独自のSペンを取り出して、メモを書いたり、操作に使ったりもできます。

▲Galaxy S26 Ultraは、他の2モデルよりも高性能なカメラを搭載

▲スマホを傾けても、水平を維持して動画を撮影できる新機能も搭載。なお、この機能は3モデル共通

▲Sペンを付属していることもGalaxy S26 Ultraの大きなアドバンテージ

▲画面オフの状態で素早くメモを書いたりもできる

あえて弱点を挙げるとすれば、ボディが大きく、片手持ちでの操作がしづらいこと。片手持ちでの操作性を重視するなら、プライバシーディスプレイはありませんが、Galaxy S26を選ぶのが賢明でしょう。カメラは3眼ですが、光学3倍、デジタル30倍のズーム撮影が可能で、画質はGalaxy S26 Ultraと比べて見劣りしません。

▲コンパクトなGalaxy S26は、片手持ちでも操作しやすいが魅力

ここ数年、Galaxyの大きな特徴となっている「Galaxy AI」は、どのモデルでも同じように使えます。従来通り、文章作成、要約、翻訳、画像生成などを行えることに加えて、画像の編集機能が大きく進化していました。チャット形式で指示を出すだけで画像を思い通りのイメージに変えられたり、画像から複数のスタンプを作成してメッセージに添付できたり…。

▲簡単な指令だけで画像を思い通りのイメージに変えられる

▲このように大胆に変えることも可能

▲自分が撮った写真を元にスタンプを作成できるのも楽しい

どのモデルも最新かつ最上位のプロセッサーを搭載しているので、AI処理がスピーディーに行われるのも魅力です。

▲左からGalaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultra

 

■Galaxy S26 Ultraは20万円超。少しでも安く手に入れるには

SamsungオンラインショップでのGalaxy S26シリーズの価格は下記の通り。

Galaxy S26
256GB:13万6400円
512GB:16万3900円

Galaxy S26+
256GB:16万9920円
512GB:19万6900円

Galaxy S26 Ultra
256GB:21万8900円
512GB:24万6400円
1TB:29万9200円

いずれもそれなりの価格で、最上位のGalaxy S26 Ultraは20万円を超えます。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルが取り扱っており、各キャリアで購入する場合、分割払いで購入して一定期間使った後に返却すると、残りの分割払い金の支払いが免除される端末購入サポートプログラムを利用できます。例えば、MNPでソフトバンクに乗り換えて、48回払いで購入し、「新トクするサポート+」を利用して2年間使った場合は、実質負担金を4万1920円に抑えることができます。安く入手したい人は、各キャリアの割引や端末購入サポートプログラムも調べてみることをおすすめします。

>> Samsung「Galaxy S26 Ultra」

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

【関連記事】

◆新作登場、シャオミの “ライカスマホ” はどちらを買うべき?
◆世界最大級のモバイル展示会「MWC 2026」で見つけた、日本で発売してほしい斬新スマホ5選
◆2025年は大豊作!選択肢が増えてきた「折りたたみスマホ」どれを選ぶのが最適解!?


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA