背面がフラットになった「Google Pixel 10a」。日本限定“Isai Blue”はヘラルボニーとのコラボモデル

Googleの最新スマートフォン「Google Pixel 10a」が4月14日に発売されます。末尾に「a」が付くAシリーズは、製造コストを抑えた “廉価版” ではありますが、機能面では上位モデルとの差分が少なく、コスパに優れたモデルとして人気があります。

上位モデルのPixel 10との主なスペックの違いは下表の通り。

▲左がGoogle Pixel 10a、右がGoogle Pixel 10。カメラ部のデザインが異なる

GoogleストアでのPixel 10aの価格は128GBモデルが7万9900円、256GBモデルが9万4900円。Pixel 10は128GBが12万8900円、256GBが14万3900円なので、4万9000円も安く買えます。なお、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルも取り扱っており、各社の端末購入サポートプログラムを利用すると、さらに実質的な購入費を抑えられます。

 

■カメラの出っ張りがなくなり、フルフラットに!

Pixel 10aの最大の特徴は、カメラ部の出っ張りがなく、背面が完全にフラットになったこと。従来からAシリーズの出っ張りは控えめでしたが、遂にわずかな突起もなくなりました。指でなぞると心地よく、卓上に置いたときにガタつかないことも利点。

▲手前がPixel 10、後方がPixel 10a。Pixel 10aは隙間なく卓上に置ける

カメラ部の出っ張りが大きい上位モデルでは、スマホケースを付けることが出っ張りを解消できますが、Pixel 10aはケースを付けずとも快適に使えそうです。

▲Pixel 10aも純正のスマホケース(4900円)が用意されているが、ケースを付けなくても快適に使える

そのカメラは、広角+超広角の2眼。ですが、広角カメラのセンサー内ズームによって、2倍は光学ズーム相当の画質で撮影可能。さらに、超解像ズームによって最大8倍まで撮影できます。画質は明るくナチュラルな色合いで写り、日常使いには十分満足できそうです。

▲超広角(0.5倍)で撮影

▲広角(1倍)で撮影

▲広角(2倍)で撮影。4800万画素のセンサーの捉えた中央の1200万画素の画像が切り抜かれる仕組みなので、光学2倍ズーム相当の画質で記録される

▲デジタルズームを組み合わせた超解像ズームは最大8倍。画質は若干粗くなる

Pixel 10から対応した「カメラコーチ」も利用可能。撮影ガイドが表示され、より良い写真が撮れるように導いてくれる機能で、撮影に自信がない人はもちろん、そこそこの自信がある人でも、使ってみると、新しい気づきがあること請け合いです。

▲カメラコーチは、見栄えのよい写真を撮るためのガイドが表示される

さらに、複数人でグループ写真を撮ると、AIが全員のベストの表情を合成してくれる「オートベストテイク」も利用できます。

 

■上位モデルと同じAI機能を楽しめる

Google Pixelは「Gemini」を始め、AIを用いた多彩な機能を利用できることも魅力。Pixel 10aは、上位モデルのPixel 10とはプロセッサーが異なり、機能性能には差がありますが、多くのAI機能は同じように使えます。

筆者が最も便利だと思ったのは「フォト」の「話して編集」機能。チャット感覚で指示を入力するだけで、写真を思い通りに編集できる機能です。従来、「編集マジック」や「消しゴムマジック」「イマジネーション」などで行っていた編集が、より簡単かつスピーディーに行えるようになったわけです。

▲AIを用いた高度な編集作業がよりスピーディーに行えるようになった

▲連続して指令を出し、編集を進められる

▲フォト内の画像検索もAIによって簡単に行えるように進化

知りたいことを素早く探せる「かこって検索」、チャット形式で掘り下げていける「Gemini Live」、通話を翻訳してくれる「通話アシスト」なども上位モデルと同様。ただし、撮ったスクショが自動で整理される「Pixelスクリーンショット」と、通話やメールでの文脈に合わせてAIが先回りして必要な情報を取り出してくれる「マジックサジェスト」には対応していません。

▲「NotebookLM」アプリをプリインスール。さまざまなファイルを読み込んで整理したり、要約したり、音声コンテンツを作成したりもできる

なお、AIとは関係ありませんが、画像などを他のスマホに素早く送受信できる「Quick Share」がアップルの「AirDrop」にも対応。iPhoneと相互にスムーズに画像を送受信できることも確認できました。

 

■日本限定カラー「Isai Blue」は特典付き

4月14日に発売されたPixel 10aのカラバリは4色。ですが、5月20日には日本限定の「Isai Blue」が追加登場します。

▲4月14日に発売される通常モデルのカラバリは4色。左からFog、Obsidian、Berry、Lavender

▲日本限定カラーとして登場するIsai Blue

▲初期設定の壁紙はIsai Blue独自のもの

Isai Blueは、ヘラルボニー社とのコラボレーションによるモデルです。同社は主に知的障がいを持つアーティストとライセンス契約を結び、彼らの作品を用いたファッション、プロダクト、イベントなど展開する企業。Isai Blueは、同社が掲げる「異彩を、放て。」というミッションと、自閉症啓発のシンボルカラーである青に由来するとのこと。

Isai Blueは通常モデルと同じスペックですが、画面デザインにもヘラルボニーのアーティストによる作品が搭載されています。これらを設定することで、シンプルなPixel 10aが、アートなスマホに変身すること請け合いです。

▲水上詩楽氏の作品を設定したホーム画面。アイコンはアーティストの作風を元にAIで生成されたものとのこと

▲工藤みどり氏の作品による画面。彼女の作品はパッケージにも使われている

▲伊賀敢男留氏の作品による画面

Isai Blueはオリジナルのパッケージで販売され、端末を保護するバンバーと、端末背面などに貼れるステッカーが同梱されています。

▲Iasi Blueの同梱品。ステッカーは藤田望人氏の作品。今回のコラボレーションのために描き下ろされたものだ

▲バンパーを付けた状態。Isai Blueの色と手触りを隠すことなく、万一落としたときの安心感が高まる

Isai Blueは256GBのみで、価格は通常モデルと同じ9万4900円。特典付きなので、Iasi Blueのほうがおトクと言えるでしょう。

筆者はBerryとIsai Blueを借りて使ってみましたが、単なる色の違いだけでなく、Isai Blueには使う楽しさがあり、エネルギーを与えてくれるようにも感じました。5月20日まで待てるのであれば、選択肢に加えることをおすすめします。

>> Google Store

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

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