新デザインの“Pro”も登場!Nothing「Phone(4a)」はどちらを選ぶべき?

Nothing Japanが4月15日に「NOTHING 2026 SPRING UPDATE」と銘打って新製品発表イベントを開催。スマートフォンの最新モデル「Nothing Phone(4a)」と「Nothing Phone(4a)Pro」の日本発売が発表されました。

Phone(4a)は5月8日発売で、8GB+128GBモデルが5万8800円、8GB+256GBモデルが6万4800円。auが4月15日に開始したSIMフリースマホブランド「au Flex Style」が取り扱うほか、オープンマーケットで販売されます。

▲Phone(4a)のカラバリは、ホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4色

上位モデルのPhone(4a)Proは12GB+256GBモデルのみで、4月22日発売。国内キャリアでは楽天モバイルだけが取り扱い、一括払い価格は7万8900円。Nothingの公式サイトでも購入でき、価格は7万9800円となっています。

▲Phone(4a)Proのカラバリは、シルバー、ブラック、ピンクの3色

 

■Phone(4a)はシースルーデザインを継承して進化

Phone(4a)は、日本では昨年4月に発売されたPhone(3a)の後継機です。背面パネルはNothingの象徴ともいえるシースルーを継承。しかし、透けて見えるパネルやパーツの意匠は変わり、メタル素材が増えるなど、やや硬質な印象に仕上がっています。

▲背面のシースルーデザインは、前モデルよりもシンプルになった印象

カラバリは、Nothing Phone初のピンクが追加されて4色に。それぞれの色味を帯びたガラスを採用し、色を強調しています。ピンクは淡く落ち着いた色で、“桜色” と呼ぶほうがしっくり来そうです。

▲ホワイト。カメラ部はメタリック感を強調

▲ブラック。最も落ち着きがあり、硬派な印象

▲ブルー。透明感があり、涼しげなのところが魅力

▲ピンク。桜を連想させる色合いで、多くの人に好まれそうだ

背面パネルが光る「Glyph Interface」もNothing Phoneの特徴。されど、世代が進むたびに光る部分が減っていき、今年1月に発売されたエントリーモデル「Phone(3a)Lite」では、LEDはついに1灯に。これからどうなるのか? と気になっていた人がいるかもしれませんが、Phone(4a)には、LEDの新しい表現として「Glyphバー」が搭載されています。カメラの右側に、6つの小さなLEDが縦に並んで搭載され、通知や端末の状態が光ってわかる趣向です。

▲裏向きにして机に置いていても着信などがわかるGlyphバーを搭載

 

■ミッドレンジながらペリスコープ望遠カメラを搭載

ディスプレイは前モデルとほぼ同じ6.78インチ。しかし、ピーク輝度が3000ニトから4500ニトへと明るくなっています。

▲ディスプレイは6.78インチ(1224×2720)。リフレッシュレートは最大120Hz

アウトカメラは超広角(800万画素)+広角(5000万画素)(800万画素)+望遠(5000万画素)。前モデルと同じ構成ですが、Phone(4a)は望遠カメラにペリスコープ(潜望鏡)構造のレンズを採用。光学ズーム倍率は2倍から3.5倍に向上。デジタルズームは最大70倍で撮影できます。

▲ミッドレンジに搭載されることは少ないペリスコープ望遠カメラを搭載

プロセッサーはSnapdragon 7s Gen 4(最大2.7GHz)。IP64の防塵・防水に対応し、FeliCa(おサイフケータイ)にも対応しています。5万円台で買えるスマホとしては、申し分のない高コスパモデルと評価できそうです。

 

■Phone(4a)Proはアルミのユニボディを採用

Phone(4a)Proは、昨年グローバルで発売されたものの、日本での発売は見送られたPhone(3a)Proの後継機。前モデルはNothing PhoneのDNAを受け継ぐシースルーデザインでしたが、Phone(4a)Proは従来モデルとは一線を画す、新しいデザインが採用されています。

▲Phone(4a)Proは透明ガラスではなく、メタルが主役となるデザインだ

航空機グレードのアルミニウムを用いたユニボディを採用し、背面パネルもサイドフレームもマットでサラサラとした手触り。手にすると冷んやりしていて、持ち続けていると、ほんのり温かくなる、そんな質感です。

▲シルバー。アルミ部はフラットで、カメラ部は色が異なり、立体的

▲ブラック。アルミのパネルもカメラ部も高級感のある仕上がり

▲ピンク。Phone(4a)よりも控え目なピンクで、普段ピンクのアイテムを選ばない人も要注目

ユニボディにすることで本体の薄型化も実現。Nothing Phone史上最薄の7.9mmになっています。アルミを用いることのメリットとして放熱効果も向上しているそうです。

Nothingの象徴とも言えるシースルーは、カメラ部に引き継がれています。カメラ部はアルミパネルよりも少し高くなっていて、それを保護するように透明パネルが用いられ、そこに137個の小さなLEDで構成されるディスプレイ「Glyphマトリックス」が搭載されています。

▲着信通知、音量、充電状況などがドットで表示されるGlyphマトリックスを搭載

 

■ドット感が強調されたGlyphマトリックスも魅力

Glyphマトリックスは昨年8月に発売されたハイエンドの「Phone(3)」に初搭載されましたが、Phone(4a)ProのGlyphマトリックスは、Phone(3)のものよりもLEDが少なく、されどディスプレイは大きく、つまり粗く表示されます。自撮りをする際に役立つ「Glyphミラー」という機能があるのですが、粗くて自分の顔はわからず、輪郭を把握できる程度でした。しかし、Nothingは独自のドットフォントを採用していることもあり、ドット感が強調されたPhone(4a)ProのGlyphマトリックスは、「よりNothingらしくなった」と好意的に捉えることもできそうです。

▲Phone(3)のGlyphマトリックスのほうが小さいが、ドットが細かく、文字や絵柄がわかりやすく表示される

Phone(4a)Proを見て「どこかで見たことが…」と思った人は、かなりのNothing通。実は、Nothingは少し前からメタル素材を積極的に取り入れており、昨年8月に発売したオーバーイヤー型ヘッドホン「Headphone(1)」は、アルミとシースルーを組み合わせたデザインを採用しています。Phone(4a)ProとHeadphone(1)を組み合わせて使うのもいいかもしれませんね。

▲Phone(4a)ProのデザインはHeadphone(1)と似ている

 

■基本仕様はPhone(4a)Proがワンランク上

Phone(4a)Proは、Phone(4a)よりも大きい6.83インチのディスプレイを搭載。しかし、ベゼルが細いため、本体サイズはPhone(4a)よりも小さく、横幅は76.6mmに抑えられています。

▲ディスプレイは6.83インチ(1260×2800)。ピーク輝度は5000ニトで、リフレッシュレートは最大144Hz

アウトカメラは超広角(800万画素)+広角(5000万画素)(800万画素)+望遠(5000万画素)という構成。Phone(4a)と同じ組み合わせですが、Phone(4a)Proは広角カメラにソニー製の「LYT-700C」という大型センサーを採用。ヘリスコープ望遠カメラは最大3.5倍の光学ズームで撮影可能。デジタルズームは最大140倍で撮影できます。

▲高性能なトリプルカメラを搭載していることもアドバンテージ

プロセッサーはSnapdragon 7 Gen 4(最大2.8GHz)。IP65の防塵・防水、FeliCa(おサイフケータイ)にも対応。総じて、Phone(4a)と比べるとワンランク上の仕様で、普段ハイエンドを使っている人でも検討する価値はありそうです。

 

■使う楽しさは両モデル共通

NothingはAndroidを独自にカスマイアズしたNothing OSを採用し、画面デザインにも注力しています。両モデルには最新のNothing OS 4.1が搭載されていて、新しいコンテンツも楽しめます。

ウィジェットに新たに追加された「息抜き」は、疲れたときに、さっと起動して、音楽を聴きながら深呼吸ができるというもの。

▲リラックスするためのウィジェットが追加された

Nothing独自のAIプラットフォーム「Essential」は、専用の「Essential キー」が左側面に移動したことで使い勝手が向上。AIが情報を整理する
「Essential Space」に、PCからもアクセスできるようになることも予告発表されました。

▲従来は電源ボタンのすぐ下にあり、押し間違いやすかったEssential キーは左側面に移動

さらに、簡単なプロンプトを入力するだけでミニアプリ(ウィジェット)を作成できるプラットフォームを構築。ユーザーが自分に必要はアプリを作ったり、それを他のユーザーと共有したりもできるとのこと。

スペックに若干差はあれど、どちらも楽しく使えそうな両モデル。好きなデザインを選ぶのが正解でしょう。

>> Nothing

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

【関連記事】

◆背面がフラットになった「Google Pixel 10a」。日本限定“Isai Blue”はヘラルボニーとのコラボモデル
◆Galaxy S26 Ultraの「覗き見防止ディスプレイ」は通知表示時やアプリごとの設定も可
◆新作登場、シャオミの “ライカスマホ” はどちらを買うべき?


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA