【今から始めて“ちょうどいい”DIY】
「生活の変化に合わせて住まいもアップデートしたい」と思っても、そこは物価高の昨今だけに、業者任せにせず、自分の手で整えたい。
そんなお悩みに応えるべく、空間づくりの実例、今すぐできる実践アイデア、初心者でも失敗しない道具選びと4つにパート分け。狙うは“ちょうどいい”DIY。まずは、とにかくやってみよう!
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玄関を入ると木貼りの解放的な空間が広がる。この家にはドアや壁といった仕切りがないのだ。
「内壁が木貼りなので絵を飾りたいと思えば架けられて、棚が欲しくなったら自由に追加できます。しかも、難しいDIYをする必要はなくて、L字金具とドリル1本だけで」
それが中口さんの言う“許せる暮らし”だ。変化するライフステージに合わせて必要なものをDIYで取り付けたり、取り外したりと、最初から可変性のある設計だ。つまり、生活しながらアイディア次第で成長させていくことができる造りになっている。
「仕事にも絡んでいるのですが、僕の趣味のルアー道具やガンプラもどんどん増えていくし、BMXに息子の野球道具…。モノが増える度に収納場所を作っています(笑)」
確かに中口さんのお宅にはクローゼットや押し入れといった収納スペースがない。その分、室内の雰囲気を考えながらDIYで変化させていくのも楽しみのひとつだと言う。
しかも使う材料はホームセンターで買ってきた天板にL字金具、フックにドリルだけ。大上段構えて本格的な道具を揃えたり、材料を購入したりしなくても、生活の変化に合わせてアップデートしていけるのだ。
グラフィックデザイナー
中口逸人さん
約8年前に土地を購入し、知り合いの設計士と共にデザインを検討して竣工。子どもの成長やライフステージの変化と共に室内をDIY。
▼仕事と趣味が合体した部屋


中口さんのワーキングスペース。竣工時はほぼスケルトン状態だったが、増えていくロッドやルアー、ガンプラを置くためにデスクや収納棚をDIYで取り付けて行った。デスクの下には、未組み立てのガンプラが多数置かれている。まさに仕事と趣味が融合した部屋になっている。
▼テーブルを取り除いて奥様の仕事スペースを確保




奥様の仕事はイラストレーター。ダイニングキッチンは竣工時にダイニングテーブルが置かれていたが、それを取り除いてシンク側に移し、空いたスペースにワーキングスペースを確保。シンク側に付けられた天板はダイニングテーブルを半分に切って再利用。
▼愛用のDIYギアは、たったこれだけ

「本格的DIYを趣味にしている方は電動工具をたくさん揃えていると思いますが、僕は何年も前にイケアで買った1本だけです(笑)」。あとはペンチに小さなハンマー、木工用ハンドツールがいくつか。シンプリなギアでも工夫次第でDIYは可能なのだ。
▼趣味用ギアは見せる収納

増えていくBMXのパーツやヘルメット、シューズ類は竣工時オープンスペースだった玄関脇に。やはり棚を作って“見せる”収納。配置さえ考えてギアを置いておけば、倉庫のような雑然は感じられない。
▼子どもたちが描いた落書きもそのままに

お子さんは3人。その子たちが壁やテーブルに描いた落描きも消さずにそのままに。まさに「許せる暮らし」を象徴しているように感じられる。同時に、お子さまたちの成長過程を自然に記録しているようで、後に家族の歴史として思い出深いものになるだろう。
※2026年4月6日発売「GoodsPress」5月号56-57ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志(Y2) 竣工時写真/花岡慎一>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/731245/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
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