AirTagにない機能も Google Pixel Tagとの違いを徹底比較

Googleは現地時間12日、Pixel 11シリーズと同時に紛失防止トラッカー「Pixel Tag」を発表しました。AppleのAirTagと比べてどのような違いがあるのか、詳しくまとめていきます。

特に、Bluetooth 6.0 Channel Soundingや「タグからスマホを鳴らす」機能など、AirTagにはない特徴が目を引きます。

まずスペックを比較

項目Google Pixel TagAirTag 第2世代
日本価格1個 5,010円/4個 16,940円1個 4,980円/4個 16,980円
発売2026年11月予定2026年1月発売済み
対応OSAndroid 9以降iOS26/iPadOS26以降
探索ネットワークFind Hub「探す」ネットワーク
ネットワーク規模10億台超のAndroidデバイスAppleは具体的台数を今回公表せず
UWB対応対応
Bluetooth Channel Sounding対応非対応
近距離探索距離+方向表示距離+方向表示
タグからスマホを鳴らす可能不可
スマートウォッチから探索Pixel WatchApple Watch
AI連携Pixel BudsからGeminiに頼んで鳴らせる特になし
共有最大10人「探す」で共有可能
電池CR2032交換式 最長約1年CR2032交換式
防水防塵IP67IP67
重量約12g11.8g
形状横長の楕円形円形
ストラップ穴なしなし

価格差はほぼなし

日本では、Pixel Tagが単品で30円高い一方、4個セットでは40円安いだけなので、価格差は実質ないと考えてよさそうです。

Pixel Tagは1個5,010円、4個セットで16,940円。AirTagは1個4,980円、4個セットで16,980円です。

Bluetooth Channel Soundingに対応

AirTagとPixel TagはいずれもUWBによる高精度な探索に対応していますが、Pixel Tagの大きな特徴の一つが、Bluetooth Channel Soundingに対応していることです。

Bluetooth Channel Soundingとは、Bluetooth通信を利用して機器間の距離を高精度に測定する技術です。UWBのような専用無線を必要としないため、対応するBluetooth機器の幅を広げられる可能性があります。

Pixel Tagからスマホを鳴らせる

AirTagはiPhoneからAirTagを鳴らすことはできますが、その逆には対応していません。

Pixel Tagでは、本体のボタンを押してペアリング済みのスマートフォンを鳴らせるため、鍵は見つかったもののスマートフォンが見当たらない、といった場面でも役立ちます。

また、本体に物理ボタンが備わっていることもPixel Tagの特徴の一つです。AirTagには操作用の物理ボタンはありません。

探索ネットワークの規模も巨大

GoogleはPixel Tagについて、Find Hubが10億台を超えるAndroidデバイスからなるネットワークを利用すると明記しています。

一方、Appleも世界中のAppleデバイスを利用した巨大な「探す」ネットワークを持っていますが、第2世代AirTagの発表時には具体的な台数を示していません。

そのため単純な規模の比較はできませんが、Pixel TagもAirTagと同様、膨大な数のデバイスを利用して紛失物を探索できる仕組みとなっています。

Pixel TagはAIとの連携も可能

Pixel TagはPixel WatchのFind Hubから探したり音を鳴らしたりできるほか、Pixel Budsを装着した状態でGeminiに頼んでPixel Tagを鳴らすこともできます。

AirTagも第2世代では、Apple Watch Series 9以降またはApple Watch Ultra 2以降から「正確な場所を見つける」を利用できますが、GoogleのようなAIアシスタントとの連携は実現していません。

AirTagには航空会社との連携という強み

一方、AirTagには旅行時の強みがあります。

AppleはAirTagの利用に関して50社を超える航空会社と直接提携しており、紛失した手荷物の位置情報を航空会社と共有できる仕組みを整えています。そのため、旅行との相性が非常に良いトラッカーだと言えます。

GoogleはPixel Tagについて、現時点ではAirTagのような航空会社との大規模な連携を特に打ち出していません。

Pixel TagはAirTagの単なるAndroid版ではない

Pixel Tagは価格や基本的な役割こそAirTagとよく似ていますが、Bluetooth Channel Sounding、タグからスマートフォンを鳴らす機能、Geminiとの連携など、Google独自の機能も数多く盛り込まれています。

一方、AirTagは航空会社との連携など、発売から5年以上にわたって築いてきたエコシステムに強みがあります。Pixel Tagは単なる「Android版AirTag」というより、Googleなりの方向性で進化させた紛失防止トラッカーと言えそうです。

Photo: Google


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