
折りたたみiPhone(仮称:iPhone Ultra)の特徴の1つとして、メインディスプレイ中央の折り目がかなり目立ちにくくなると予想されています。
その実現に貢献すると噂されているのが、従来はディスプレイ表面側に使用されていた超薄型ガラス(UTG:Ultra Thin Glass)を、裏面側にも配置する2層UTGです。
この2層UTGを、Google、Oppo、Vivoも次期折りたたみスマートフォンで採用する可能性があると、韓国メディアThe Elecが報じています。
2層UTG技術の特徴とは
iPhone Ultraが採用すると噂の2層UTGについて、The Elecは次のような利点があると説明しています。
- 表面側のUTGが耐擦傷性を向上
- 裏面側のUTGがヒンジ周辺に集中する応力を分散
- 繰り返しの折りたたみ操作による中央部の変形を抑制
- ディスプレイ中央の折り目を目立ちにくくする効果が期待できる
折りたたみディスプレイでは、開閉を繰り返すことで中央部分に機械的な応力が集中します。裏面にもUTGを配置することで、この応力をより広い範囲へ分散し、ディスプレイの変形や折り目の発生を抑える狙いがあるとみられます。

表面と裏面で異なる役割
表面側のUTGは、ディスプレイを外部からの傷や圧力から保護する役割を担います。一方、裏面側のUTGはユーザーが触れる部分ではなく、折り曲げ時の応力を分散させる補強層として機能する見込みです。
2枚のUTGを異なる目的で組み合わせることで、耐久性と折り目低減の両立を目指した構造と考えられます。

Galaxy Z Fold8はチタンで補強
Galaxy Z Fold8でも、メインディスプレイの背面側に補強層が追加されています。ただし、Samsungが採用しているのはUTGではなく、「Flex Titanium」と呼ばれるチタニウム製の衝撃吸収層です。
SamsungはGalaxy Z Fold8について、ディスプレイ下部の衝撃吸収層にチタニウムパネルを採用し、ディスプレイの強度を高めたと説明しています。
そのため、iPhone Ultraの2層UTGとGalaxy Z Fold8のFlex Titaniumは、ディスプレイ背面を補強するという目的では似ていますが、使用する素材と構造は異なります。
折り目低減への考え方は共通
Galaxy Z Fold8のFlex Titaniumは主に強度向上を目的としていますが、ディスプレイ裏面を補強することで折り曲げ時の変形を抑えるという点では、2層UTGと共通する考え方があります。
iPhone Ultraではさらに裏面側にもガラスを用いることで、応力分散を細かく制御し、折り目をより目立ちにくくすることを狙っているのかもしれません。
ただし、iPhone Ultraの製品版で折り目が完全に消えるとは考えられておらず、既存の折りたたみスマートフォンより目立ちにくい程度になるとの予想が有力です。
Googleなども2027年モデルで採用か
The Elecによると、Google、Oppo、Vivoも2027年モデルの折りたたみスマートフォンで、2層UTG構造の採用を検討しているとされています。Googleであれば、次世代の折りたたみモデルとなるGoogle Pixel 12 Pro Fold(仮称)が候補になると考えられます。
Appleが採用すると噂される新しい折りたたみディスプレイ構造が他社にも広がれば、折り目低減技術が2027年の折りたたみスマートフォン市場における重要な競争軸になる可能性があります。
パスポート型デザインも追随する?
注目されるのは、他社が2層UTGだけを採用するのか、それともiPhone Ultraで噂されるディスプレイサイズやアスペクト比にも追随するのかという点です。
iPhone Ultraは高さが低く横幅が広い、いわゆるパスポートスタイルになると予想されています。SamsungのGalaxy Z Fold8も、閉じた状態では約5.5インチ、展開時は約7.6インチで、メインディスプレイのアスペクト比は4:3です。
Google、Oppo、Vivoが2層UTGに加えて同様のサイズ感やアスペクト比を採用するのであれば、2027年の折りたたみスマートフォン市場では、iPhone Ultraに近い設計思想のモデルが増えることも考えられます。
Source: The Elec
Photo: Apple Cycle(@theapplecycle)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-605232/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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