
明日2026年10月16日から予約注文が始まるiPhone Duoについて、Geekbench 7ベンチマークスコアが複数確認されました。
10月15日午前11時45分時点で、iPhone DuoとみられるGeekbench 7 CPUベンチマークスコア(以下、CPUスコア)が6件、Geekbench 7 Metal GPU(以下、GPUスコア)が3件、Geekbench AIスコア(以下、AIスコア)が1件登録されています。
これらをiPhone18 Pro MaxのA20 Proや、ライバルとなるGalaxy Z Fold8のCPUスコアと比較します。
識別子はiPhone19,4 マザーボードはV68AP
Geekbench Browserに登録されたiPhone Duoとみられる結果では、識別子は「iPhone19,4」、マザーボードは「V68AP」と表示されています。
メモリ容量は12GBに起因する表記、CPUの動作周波数は4.93GHzで、iPhone18 Proシリーズに搭載されるA20 Proと同じ構成です。
iPhone18 Pro Maxは識別子が「iPhone19,3」、マザーボードが「V64AP」で、Geekbench上でもA20 Proの動作周波数は4.93GHz前後となっています。
識別子やマザーボードは異なるものの、少なくともCPUが低い動作周波数に設定されたDuo専用品ではなさそうです。
iPhone DuoのGeekbench 7スコア
確認できたiPhone DuoのA20 ProのCPUスコアは、次の範囲です。
- シングルコア:3,915〜3,986
- マルチコア:10,837〜11,271

Metal GPUスコアは61,299〜61,531でした。

Geekbench AIスコア
AIスコアの結果は、現時点で1件確認されています。
- Single Precision Score:6,845
- Half Precision Score:12,109
- Quantized Score:9,076

iPhone18 Pro MaxでもCPUバックエンドを使ったAIスコアでは、Single Precisionが6,995、Half Precisionが12,233、Quantizedが9,029という結果が確認されています。
測定ごとの差を考慮すれば、AI処理性能についてもDuoとPro Maxの間に大きな差はなさそうです。
iPhone18 Pro MaxとCPU性能を比較
iPhone Duoの比較用スコアには、シングルコア3,956、マルチコア10,967の結果を使用します。
iPhone18 Pro Maxのスコアと比較すると、iPhone Duoはシングルコアで約98.4%、マルチコアで約97.4%でした。

iPhone18 Pro MaxでもGeekbench 7の結果にはばらつきがあり、シングルコア4,001〜4,023、マルチコア11,086〜11,354程度の結果が確認されています。
その範囲を考えれば、iPhone DuoのCPU性能は基本的にiPhone18 Pro Maxと同等と見てよさそうです。
薄型DuoでもA20 Proをクロックダウンせず
ここで注目したいのは、iPhone Duoが展開時5.2mmの薄型筐体でありながら、A20 Proのピーク性能を大きく落としていない点です。
薄型化によって放熱面ではiPhone18 Pro Maxより不利になると考えられますが、Geekbench 7の短時間テストでは明確な性能制限は見られません。
AppleがDuo向けA20 Proの動作周波数を下げず、通常のA20 Proとほぼ同じ設定で搭載していることを示す結果と言えそうです。
ただし、Geekbenchは比較的短時間のテストです。ゲームや動画編集など高負荷状態を長時間続けた場合に、発熱によってどの程度性能が低下するかは、発売後の連続負荷テストを待つ必要があります。
GPU性能もPro Maxとほぼ同じ
比較に使用したiPhone DuoのMetal GPUスコアは61,531です。iPhone18 Pro Maxと比較すると約99.9%となり、GPUについてもほぼ同等です。

別バージョンのGeekbenchでもiPhone19,4にはA20 Pro GPUと表示されており、CPUと同様に通常のA20 Proが搭載されていることを裏付けています。
CPUだけでなくGPUもほぼ同じであることから、Duoでは薄型筐体を理由にGPUコア数を減らしたり、大幅に動作周波数を抑えたりしている形跡はありません。
AIスコアも同様
AIスコアも、明確な差は見受けられません。

Galaxy Z Fold8とCPU性能を比較
Galaxy Z Fold8(SM-F971N)に搭載されるSnapdragon 8 Elite Gen 5 for GalaxyとCPUスコアを比較します。
Galaxy Z Fold8のGeekbench 7ではスコアの幅が大きく、シングルコア約2,700〜3,100、マルチコア約8,700〜10,600の結果が確認されています。
Geekbench Browserでも、シングルコア3,147、マルチコア8,838という結果や、2,992/8,864という結果が登録されています。
今回はGalaxy Z Fold8側に有利な比較とするため、確認された中でも高いシングルコア3,083、マルチコア10,613の結果を比較対象とします。
シングルコアは28% マルチコアも3%上回る
iPhone Duoの3,956/10,967と比較すると、Galaxy Z Fold8に対して、
- シングルコア:約128.3%
- マルチコア:約103.3%
となります。

シングルコアではiPhone Duoが大きく上回り、マルチコアでも約3%高い結果です。
A20 Proはマルチコア性能も強化
AppleのAシリーズチップは従来からシングルコアで高いスコアを記録する一方、CPUコア数の多いSnapdragon搭載Androidスマートフォンにマルチコアで上回られることがありました。
今回のGeekbench 7 CPUスコアでは、A20 Proがシングルコアの優位性を維持しながら、Galaxy Z Fold8のSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyに対してマルチコアでも上回っています。
A20 ProがTSMCの2nmプロセスへ移行したことに加え、CPU性能やメモリ帯域幅が強化された効果が表れているのかもしれません。
特にiPhone Duoでは、折りたたみ構造や5.2mmという本体厚の制約がありながら、iPhone18 Pro Maxとほぼ同じピーク性能を維持している点が興味深いところです。
発売後はベンチマークを連続実行した際の性能低下や本体温度を確認することで、Duoの薄型筐体でもA20 Proの性能をどこまで持続できるのかが明らかになるでしょう。
Photo: Geekbench (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), iPhoneSoft.fr(@iphonesoft_fr)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-607478/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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