買い替える前に確認!iPhoneの動作を重くする5つのNG習慣

iPhoneを長く使っていると、購入当初の軽快な動きが失われ、動作が重く感じることがあります。無意識にしている日常の何気ない習慣が、iPhoneのパフォーマンスを低下させる大きな原因となっている場合があります。

本記事では、やりがちな5つのNG習慣と、具体的な改善策を解説します。

iPhoneの動作を重くする見落としがちな5つのNG習慣

iPhoneを快適に使うためにはハードウェアの寿命だけでなく、日頃のソフトウェアの扱い方や設定も重要です。特にiPhoneは高度なマルチタスク管理を行っているため、ユーザーの誤った思い込みによる習慣が逆に足を引っ張っているケースが少なくありません。

ここからは、実際の利用シーンやiOSの仕組みを踏まえ、見直すべき5つのNG習慣を見ていきましょう。

①アプリの頻繁なタスク終了

iPhone タスク

まず要注意なのが、使用後のアプリをスワイプして毎回「終了(タスクキル)」する習慣です。

「アプリをこまめに落とした方がメモリを節約できる」という誤解がよくみられますが、iOSのメモリ管理システムは優秀です。バックグラウンドにあるアプリは自動的にスリープ状態になり、CPUやメモリを無駄に消費しない仕組みになっています。

タスクからアプリを終了してしまうと、次にアプリを開く際、OSはゼロからシステムデータを再読み込みしなければならず、かえってCPUに余計な負荷がかかり、バッテリー消費や動作遅延を招く原因となります。

フリーズした場合などを除き、アプリはそのままにしておくのが正解です。

②ストレージ容量の圧迫

iPhone ストレージ

写真や動画、アプリでiPhoneストレージが限界まで使用されている状態も、動作を重くする大きな要因です。

新しくなるたびに高画質になるiPhoneのカメラで撮影した大量の写真や動画に加え、LINEのトーク履歴、各種キャッシュ、重いゲームアプリなどが日々蓄積されていきます。

iOSがスムーズに動作するためにはシステム処理や一時保存領域(システムデータ)のための一定の空き容量が必要です。ストレージが圧迫されると、データの読み書きスピードが落ち、全体的なレスポンスが低下します。

「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」を定期的に確認し、不要なアプリやデータを整理したり、iCloud写真に同期した上で「iPhoneのストレージを最適化」を設定したりして、空き容量を確保することが重要です。

撮影する写真の画質や動画のサイズを見直すことで、容量を節約することも一つの手です。

③iOSやアプリのアップデートを放置する

iPhone ソフトウェアアップデート

「重くなる」「不具合が怖い」といった理由で、iOSやアプリのアップデートを長期間放置するのも、パフォーマンス低下を招く一因です。

古いバージョンのまま使い続けると、過去に発見されたメモリリークやシステム上のバグが修正されないまま残り、パフォーマンスが最適化されません。Appleやデベロッパーは定期的なアップデートを通じて、動作の効率化やセキュリティ強化を図っています。

「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から最新の状態を保つとともに、夜間充電時の自動アップデートを有効にしておくことで、常に万全な状態を維持できます。

さらにアップデートの際にはどのような新機能や不具合修正などがされるのかを確認しておくことも大切です。

機種変更やアップデート直後に動作が重くなるのはインデックス作成によるものなので、数日は様子を見る必要があります。

④不要なバックグラウンド処理の放置

iPhone アプリのバックグラウンド更新 位置情報サービス

すべてのアプリで「バックグラウンド更新」や「位置情報サービス」の常時利用を許可する設定にしていると、気づかないうちにシステムリソースを消耗している可能性があります。

とくに位置情報を常時取得するナビアプリや位置共有サービス、頻繁に同期を行う一部のアプリが裏で動いていると、CPUの稼働やデータ通信により発熱や動作の遅延を引き起こす要因となります。

「設定」>「一般」>「アプリのバックグラウンド更新」から不要なアプリのバックグラウンド更新をオフにし、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」で「常に」になっているアプリを「使用中のみ」に変更することでパフォーマンスとバッテリー持ちが改善されます。

⑤長期間再起動を行わない

iPhone 再起動

何週間も電源を切らずにiPhoneを連続稼働させ続けると、動作が重くなる原因となります。

スマートフォンも小型のコンピューターであるため、長期間起動させておくとシステムキャッシュや一時ファイルのゴミが蓄積し、動作が不安定になります。

週に1回程度の定期的な再起動を行うことで、蓄積したメモリ(RAM)がクリアされ、システムの動作をリフレッシュさせることができます。とくに暑い季節の屋外などでは、熱暴走や動作の遅延を防ぐ有効な手段となります。

iPhoneでは通常、電源をオフにしてから電源をオンにする必要がありますが、ショートカットを使用して再起動ボタンを追加することで、電源オフから電源オンまで自動してくれます。

日常の使い方を見直して快適な動作を取り戻そう

iPhoneの動作が重く感じられたとき、すぐにデバイスの寿命や買い替えを考える必要はありません。今回解説した5つのNG習慣を見直し、アプリの管理やストレージの整理、定期的な再起動を心がけるだけで、購入当初のようなサクサクとした快適なレスポンスを取り戻すことができます。

Photo:Daniel Romero / Unsplash


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