Samsung(サムスン)はCESの開催前となる米国時間1月3日、人気機種のGalaxy S10とNote10の主要機能をそのまま搭載した「Lite」バージョンを発表した。
これらのデバイスは、ここ数年の消費者の需要の急激な変化に対応するものだ。Galaxy S10 LiteやGalaxy Note10 Liteは、フラッグシップモデルの機能を求めている顧客にとって魅力的だ。サムスンはまだ価格を明らかにしていないが、ミッドレンジモデルのAシリーズと1000ドル以上するハイエンド製品の中間くらいの価格帯に落ち着くことだろう。
注目すべきは、両端末とも実際には同じ6.7インチ/Full HD+ Plus解像度/394ppiディスプレイを搭載し、上部にパンチホールカメラ「Infinity-O」が配置されていることだ。ディスプレイのスペックを下げたことは、コスト削減に役立っている。スペックのわずかな違いを別にすれば、Note10 LiteとのS10 Liteの違いはS Penとカメラシステムだ。
どちらも背面に大きな長方形の突起があり、3つのカメラが並んでいる。Galaxy S10 Liteには500万画素マクロ+4800万画素広角+1200万画素超広角(123度)が搭載されている。一方、Galaxy Note10 Liteは1200万画素超広角+1200万画素広角+1200万画素望遠を備えている。
バッテリー容量は投入市場によって多少の違いがあるが4500mAh程度で、メモリーは6GBまたは8GB、ストレージはデフォルトで128GB。プロセッサにはいくつかの違いがあるが、どちらも64ビットの8コアモデルだ。いずれもAndroid 10を採用している。
サムスンモバイルの最高経営責任者であるDJ Koh(DJ・コー)氏は、「Galaxy SとGalaxy Noteは、世界中の消費者の欲求や需要に応えてきた。今回のデバイスは、パフォーマンスやパワーからインテリジェンスとサービスまで、業界をリードするイノベーションを提供するための継続的な取り組みの一部だ」と述べた。またリリースでは、以下のように記している「Galaxy S10 LiteとGalaxy Note10 Liteには、Galaxy SとGalaxy Noteのエクスペリエンスを構成する重要なプレミアム機能が搭載される」。
今のところ判明している情報はこれだけだが、来週のCESでは価格や発売時期などの情報が明かされることが予想されている。一見すると、どちらの価格もかなり割高で、プレミアムモデルと大きく変わらない可能性が高い。
スマートフォンの売上の低迷については、大企業がプレミアムモデルの価格を1000ドル以上に引き上げる傾向があることも重要な要因だ。一方、Google(グーグル)は 「Pixel A」 シリーズで成功を収めている。サムスンは以前「Galaxy S10e」 を投入したが、同製品は依然としてプレミアム端末の一部に位置付けられていた。また、ダウングレードされたディスプレイはApple(アップル)の 「iPhone XR」 や 「iPhone 11」にも搭載されている。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/01/04/2020-01-04-samsung-announces-lite-versions-of-the-galaxy-s10-and-note-10/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Brian Heater
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