ロボット開発の米スタートアップAgility Roboticsは、二足歩行するロボットDigitの販売を開始した、と発表した。
最初の2体は自動車メーカーのFordが購入する。両社はこれまで共同開発を重ねていて、ラストマイル配達でのDigit活用を引き続き模索する。
・増加する配達の切り札に?
Digitは人型ロボットで、二足歩行し、両手で物を持つことが可能だ。障害物を回避したり、階段をのぼったりも難なくこなす。
この高度なロボットをFordは荷物配達に活用することを描いている。具体的には、同社が開発する無人自動運転車にDigitを乗せ、道路脇から住宅の玄関までのラストマイル配達をDigitに任せるというものだ。
オンラインショッピングの浸透で配達は増える一方だが、そうした需要に応え、業務効率化を提供する狙い。Agility Robotics によると、Digitは最大18キロの荷物を持つことができ、大方の配達に対応できそうだ。
・まずは6体生産
Digitの販売を開始したといっても、現段階では生産規模は小さく、まずは6体のみを生産・販売する。そして2020年全体では20〜30体にとどまる見通しだ。
ただ、オレゴン州立大学スピンオフのAgility Roboticsは配達だけでなくロジスティックセンターや倉庫などでもDigitを活用できるとしていて、今後用途の広さをアピールしていく方針だ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/114871
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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