韓国の現代自動車は、米ライドシェア大手Uberと提携し、Uberが2023年に提供開始を予定している航空ライドシェア向けの「空飛ぶ車」を大量生産すると発表した。
米国で開催中のCESで、電動垂直離着陸機(eVTOL)のコンセプト「S-A1」や、空飛ぶ車が離発着するハブのデザインを公開した。
・最高速度は時速290キロ
4つのローターを搭載するS-A1はヘリのように垂直に離発着できる4人乗りのモビリティ。滑走路を必要としないので街中での乗降が可能だ。
S-A1の機能はUberがこれまで温めてきたコンセプトとほぼ同じで、高度300〜600メートルの低空を飛行し、最高速度は時速290キロ。航続距離は100キロだ。
初期段階ではパイロットが乗り込むが、最終的には無人自動飛行を目指す。
・コスト抑制を期待
現代自動車はS-A1の大量生産に自信をみせていて、実現すればUberはコストやサービス価格の抑制を図ることができそうだ。
Uberの航空ライドシェアは2023年にオーストラリア・メルボルンなど複数の都市での提供を計画し、すでに試験飛行も実施している。
ただ、空飛ぶタクシーはAudiや航空大手Airbus、航空スタートアップVolocopter、Liliumなども開発を進めていて、今後商業化へ向けて競争はさらに激しさを増しそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/114907
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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