電動キックボードのLimeが12都市から撤退し約100人を解雇

Limeは今年、全従業員の14%を解雇し、12マーケットから撤退して黒字化を達成しようとしている。Axiosが最初に報じた

「財政的な自立が我々の2020年の目標だ。Limeが次世代モビリティ企業として黒字化を達成する最初の企業になる自信がある」とLimeのCEOであるBrad Bao(ブラッド・バオ)氏はTechCrunchに宛てた文書で述べた。「チームメンバー、ライダー、Juicer(スクーターを充電する人)、我々をサポートしてくれた都市に深く感謝している。時が来たらこうしたコミュニティに再び戻って来られるよう願っている」。

Limeは、米国ではアトランタとフェニックス、サン・ディエゴ、サン・アントニオから、オーストリアではリンツから、コロンビアではボゴタから、アルゼンチンではブエノスアイレスから、ウルグアイではモンテビデオから、ペルーではリマから、メキシコではプエルト・バヤルタから、そしてブラジルではリオデジャネイロとサンパウロからそれぞれ撤退する。

Limeがサービスを展開していたマーケットから撤退するのは今回が初めてではない。過去1年間でLimeは新たに69マーケットに参入した一方で、少なくとも11マーケットから撤退した。2018年から2019年にかけて競合相手のBirdは36マーケットに参入し、38マーケットから撤退した。

解雇はいただけないが、これはLimeに限った話ではない。昨年BirdとLyftも従業員を解雇した。Birdは3月に全従業員の5%を、続いて12月には買収したScootの従業員12人をレイオフした。同様にLyftも、3月に自転車とスクーターのチーム50人を解雇した。

Limeは2月にBain Capitalがリードする資金調達ラウンドで31000万ドル(約3400億円)を調達し、バリュエーションは24億ドル(約2630億円)となった。

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(翻訳:Mizoguchi


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