片手でブレードが出せるビクトリノックスのナイフで“薪割り”してみた

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

にわかキャンパーとして3年目に突入し、そろそろ初心者も卒業かなと。そこで次のステップを目指すため、次なるターゲットに選んだのが “ナイフ”です。そりゃあね、定番どころのオピネルくらいは持ってますし、ちょっとした作業なら全部おまかせできるし、使いやすいものわかっています。

でもね、脱初心者を目指すなら「お!そのナイフすごいね」と言わせるくらい、クセの強いナイフが欲しいじゃないですか。というわけで、マルチツールでおなじみのビクトリノックス製「ハンティング Pro M ALOX」をこの冬、キャンプに持っていってみました。今回チャレンジしたのはナイフによる“薪割り”。いやこれ素敵だわ。

まず「ハンティング Pro M ALOX」(1万1800円/税別)の特徴から。持ち手の部分に施されているギョーシェ模様と、折りたたみ式のブレードには“サムホール”という指を引っ掛ける穴があります。これは片手でブレードが引き出せる機構で、片方の手だけでナイフが取り出せるという便利な仕組みです。

▲折りたたまれたこの状態から…

▲指を引っ掛けて、こう!

▲はい、シャキーンとブレードが出てきます。なんか…快感…

他にも、飛び出たブレードが勝手に閉じないようロック式を採用。柄の部分を押し込まなければ折りたたむことはできません。後述しますが、こうした安全機構があるからこそ、薪割りなどのブッシュクラフトにも耐えられるんだなと感じました。

▲柄の背の部分を押すと、ブレードが曲がる仕組み

さらにビクトリノックスといえば、アウトドア感満載のパラコードがストラップについています。こちらも本体に合わせてシルバーになっており、全体的にスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。柄の部分にはクリップが付属しており、バッグやズボンのポケットに引っ掛けておくことも可能。かなり機能性が凝縮されています。

■思い切って薪を使って振り下ろしてみた

キャンプといえば焚き火に始まり焚き火に終わるものですが、必要な薪を男らしくカッコよく補充してこそ脱初心者! というわけで、持参のナイフにて薪割りを敢行したわけですが、これはブッシュクラフトの一種で「バトニング」というらしいのです。

要するに、ナイフを薪に当ててブレードの先の部分を別の薪(または重いもの)で叩くことにより、薪割りすることを指します。普通は斧や鉈を使ってやることを、わざわざナイフでやるのはビジュアル的にイケてる、または通っぽいという理由以外に見当たりませんが、「だってやってみたいじゃん」という童心に帰ってしまった四十路キャンパーの道を阻むものはなし。

とりあえずカーン!と打ち込んでみたらバキッという音とともに割れました。2度、3度と打ち込むと呆気なく薪は真っ二つ。ちょうどいいサイズのスティックに。

どんどん小さい薪を作りまくると、だんだん飽きてきたので続いて「フェザースティック」にチャレンジ。こちらは鉛筆の芯を削る要領で薪を燃えやすくするのですが、見よう見まねで難なくできました。

とにかくブレードがロック式なので安心して使えますし、長さ136mm、重量186gというちょうどいいサイズ感。ちょっとズッシリくる感触に高級感あるブレードが、キャンパーレベルをグイッと押し上げてくれます。

▲張り切って持ってきた大量の薪を、2つの焚き火台で燃やしまくり

 

■少々の無茶もメンテナンスすれば愛用できる

薪が割れるのだから、食材なんてスッパスパ。スーパーマーケットで購入してきた、ちょっと安物の筋が目立つステーキ肉も難なく切れました。今回のキャンプで実感したのは、堅牢性・安全性ともに信頼が置けるナイフだということ。

ビクトリノックスは長年マルチツールだけでなくキッチンナイフなども手掛けてきていますし、当然のことではあります。スイスメイドのクオリティが実感できるシングルブレードには、アウトドア感を倍増させる魅力が詰まっていました。

*  *  *

バトニングをして帰宅したところ、ナイフをチェックしましたが特に刃が欠けているなどということはなく安心。もちろん、かなり乱暴な使い方ですし、研いでおかないと愛用できなくなる可能性があるので、しっかりメンテナンスは必要かと思います。

なんだかナイフって日常であまり使うことがなく、趣味性の高いものだと感じますが、所有すると積極的に使いたくなります。というわけで、手入れをしたら再びキャンプ場へ行ったり、釣りに行って魚をさばいてみたりしようっと。

>> ビクトリノックス「 ハンティング Pro M ALOX」

 

(取材・文/三宅隆<&GP>)


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